UMEDA CLUB QUATTRO

またアタシはお留守番だったっつうの。。。

 

1ヶ月ほど前、梅田クアトロにThe Birthdayのライブをいつもの如く観に行ってきた。「涙がこぼれそう」で書いたように、昨年の堺東GoithでのThe Birthdayのライブまでは、誰のライブも指定席がある会場に行っていたため、当然、この会場も初めてだった。

 

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このライブハウス、元々梅田ピカデリーという映画館で、傾斜がうまくできているため、どこにいても演奏が良く見えると評判が良かったので楽しみにしていた。ただ、恵夫婦の持つ整理券は200番台。さて、どこに入れるか。

この会場は9階だか10階だかまでの階段で順番待ちすると聞いていたので「結構だるそう」と思っていたが、実際は開場時間になると止まることがないくらいポンポン入っていく。瞬く間に我々の順番となった。

とりあえず、飲み物も買わずに会場に入る。ここは1階に通常のライブハウスと同じようなホールがあり、その上に通路のような2階部分、そのまた上にはPA(ミキシングルーム)があり、それを挟む両端に映画館の時の座席が数席ずつ残っていて、その上に3階のスペースがあるという構成になっている。

ネットで下調べしていた恵はすぐに中にいたスタッフの兄ちゃんに、「ここ、入れるの?」と映画館時の座席を指差して訊いた。その時、柵は閉じられていた。

「ダメですね、今のところは。場合によっては使用しますが」

「じゃあ、この上は?」

3階部分を指差し、恵が訊くと、

「そこもまだ……」

と兄ちゃんは答える。確かにそこも柵が閉まっていた。

それで恵たちは2階部分に入った。恵たちが入った時は、1階のホールの前の方が埋まっていて、2階部分は柵前に1列ほど埋まっているだけだった。嫁がしんどいから嫌だと言うので、元々1階のホールに入る気はなかった。

この会場に関しては「2階の最前列が狙い目。アーティストとちょうど目線が合う高さ」と皆書いていたが、それは最前列の話で、背の高くない嫁が果たして2列目以降で見えるのかどうかは少し不安だった。



ここで少し断っておくと、恵はとりあえず1階2階と書いているが、本来の建物のそれと比べると、そこまでの高低差はなく、どちらかと言えば1段目2段目と表記した方が正しいのかもしれない。

いや、それだとまた語弊があるような気もする。階段1段分とかではないので。1階と中2階と2階ぐらいの感じだろうか。小さな映画館の最前列と中段辺りと最後列辺りと思ってもらえば正しいイメージができるかもしれない。

まあ、とにかく、恵は動ける時にと思ってタバコとトイレのために一度会場の外に出たのだが、タバコを吸い終わり、喫煙室から出てトイレに向かっていた時、いきなりスタッフに話しかけられて面食らった。

「この感じですと、柵を開ける可能性も高い、、、たぶんこの感じだと恐らく開けると思いますので、もしそちらに入られたいようでしたら、柵のすぐそばに待機していてください」

前置きもなく、一瞬、何のことかと思ったが、すぐに理解し、

「ああ、はい。ありがとう」

と答え、恵はトイレに向かった。

そやけど、よう覚えてたな。。。

恵は感心を通り越して、少し驚いていた。恵はその兄ちゃんの顔も覚えていなかったのだ。

700人からいる客の中で、恵のようなありきたりな顔を一瞬で覚えたのか? しかもあの暗がりで?

ジャニーズやAKBなど、若者の比率が高いライブならまだしも、バースディのライブは若者もいるが圧倒的に中年優勢だ。また、恵のその時の格好は黒のバースディTシャツに黒のズボン。外では目立つ格好ではあるが、中では全く目立たない。ほとんどの人がそうだからだ。白のTシャツの人間もいたが、これも圧倒的に黒が優勢。90%以上という感じ。

もし彼がバースディファンなら、恵が着ていたのがNOMADのライブの時のものだと気付くかもしれないが、、、、実は恵でも他の人が来ているTシャツには目がいかないし、また、見てもいつのものだかよく分からない。




会場内に戻ってみると、少しは人が増えてはいたが、ほとんどが1階のホールに入っていて、2階部分はまだ先ほどとあまり変わってはいなかった。

嫁にさっきの兄ちゃんの話をすると、ここでいい、というので恵は嫁の後ろに立った。

開演時間の少し前になった時、スタッフの兄ちゃんが言った通り、座席部分と3階部分が解放された。が、座席部分に入った客が座ろうとして注意され、まるで怒られた子供のように慌てて立ち上がっていた。ただのスタンディングスペースとして使うらしい。その方が人数が入るからだろう。




開演時間になっても、2階部分は恵の後ろに1列できたぐらいで終了。4列ぐらいか。元々通路程度のスペースだが、それでもそれほど混雑しておらず、十分踊れる感じだった。

バースディが出て来て演奏を始める。

恵は風邪を引いたのか、その日少し喉が痛かったのだが、気にせず大声で歌い続けた。

確かに2階部分は良かった。目線の高さが近いかどうかはよく分からないが、ソールドアウトにもかかわらず2階は混雑していないこともあって、人と人とが互い違いに頭の位置をずらして見ることができたので、160cmしかない嫁でも演奏をじっくりと見ることができたようだ。

 

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恵はバースディのライブとの相性が非常に良い。チケットは申し込めばほぼ毎回取れるし、その時聞きたいと思った曲を演奏してくれる率も高いのだ。

今回は、ライブ前嫁に、

「『誰かが』って、ライブであんまりやらんのかな。パフィーにやった曲やからかな。あれ、聞きたいんやけど」

と言っていたら、今回演奏した。

また、恵は「kaminari today」という曲が以前はあまり好きではなかった。クローズ・ゼロの主題歌になった曲だ。だから、ライブで聞いたことがなかったのは、それまでは逆にうれしいことだった。

だが、最近になってようやく歌が理解できて来たのだ。

恵は通勤時に車でバースディを聞くことが多かったのだが、この曲は大概スキップしてあまり聞いていなかった。ただ、それでも何年もアルバムを聞き続けていたら、何回かに1度はそのまま流し続けていて聞くことになる。その回数がある程度に達してから、ようやく「ああ、ええ曲やん」と思うようになったのだ。

皆さんも、そういう曲ってあるでしょう?

それが、つい最近のことで、今回「kaminari today」をライブで聴いてみたいと思っていたら、これも今回演奏してくれたのだ。




ライブの相性ってあると思う。あるアーティストのファンクラブ会員が嘆いていたのだが、何度応募しても何年間も当たらないから、もうファンクラブ退会しようかと思っていると言っていたが、同じアーティストの1つのツアーにこれで3回目だという人に会場で会ったことがある。ちなみにその時恵夫婦も2回目だったが。。。

これについて、ある人が知恵袋で回答していた。「厳正な抽選の結果だから、そういう場合もある」と。

ということは、これは相性ではなく単にくじ運の問題? 確かに嫁はくじ運が良い。

うちはライブは全て嫁が申し込んでくれているのだが、外れたことがほとんどない。近年では、浜省の延期された福岡ライブのキャンセル待ちが外れたくらい。だが、これ、結局、キャンセルが出なかったからなのだ。

 

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恵がまだ20代で、嫁もまだ岐阜に住んでいた頃、ボクシングの世界タイトルマッチを当てたこともある。これはチケットが取れたという意味ではなく、「タダ」で当てたのだ。要するに「プレゼント当選」だ。

彼女が関西に来てからも、やはりボクシングの新人王戦のチケットを「タダ」で当てたこともある。

いくつもに応募して当てたのではなく、2度しか応募したことがないのに、2度ともプレゼント当選したのだから、やはり「くじ運」が良いのだろう。

だから、くじ運の悪い恵はほとんどライブに申し込んだことがない。過去に一度だけバースディのライブに申し込んで外れたことがあったが、確かあの時はなぜか恵が申し込んだんだったと思う。




今後の予定は今のところ竹原ピストルだけ。これも嫁が応募して当たったもの。ピストルは去年行けそうな会場のチケットが全てソールドアウトで行ってないので楽しみ。

最後に、恵と同じくくじ運の悪い人は身内の誰かくじ運の良い人に応募してもらうっていうのはどう? これってダメだった? ダメだったらごめんなさい。アーティストによって規定が違うから、調べて問題ない方法なら試してみてはどうですか?

もしくは独りで行こうとせず、友人や兄弟、伴侶などと行くとか。それでその人たちに応募してもらうわけ。これならまず問題ないはずだよね。1人何枚まで、とかになっているから。

行きたいライブに行けないのはすごく悲しいことだから。。。嫁のお陰でその辛さをあまり知らない恵でも、福岡ライブに行けなかった時はすごく悲しかった。同じツアーに既に2度参加していたにもかかわらず。だから、何年も1度も当たらないなんて、確かにひどすぎるような気がする。

「厳正な抽選」も良いが、ファンクラブ会員で、まだ1度も当たっていない人を優先するっていうのは、また違った意味で「公平」なのではないだろうか。

そうなったら、くじ運の良いうちが行けるライブが少しは減るのだろうけど、まあ、それは仕方ないよね。



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