「ガラスを割れ!」は良い(平手最高!)

初めに断っておくと、恵は平手のファンとは言えるかもしれないが、欅坂46のファンではない。というか、アイドルファンでさえないことは「BABYMETAL(神バンド込)は良い」に書いた通りなので、そういう人間の意見として、ファンの方には寛大な心で読んで頂きたい。

 

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まず、平手友梨奈ちゃんの呼び方だが、ファンには一般的に「てち」と呼ばれているようだが、恵は彼女のファンではあっても欅ファンではないので、なぜかそう呼んではいけない気がする。

だが、何度も書くのに「平手友梨奈ちゃん」は長いし、「平手ちゃん」や「友梨奈ちゃん」も変なので、今回はあまりやらない「敬称省略」で書かせて頂く。

 

父ちゃん、だいたいアタシにでも
「アンちゃん」って呼ぶもんな。。。

 

恵は音楽は全般的に好きであるが、基本的にロック好きである。その辺りのことは「記事一覧ページ」の「音楽」の項目のものを読んで頂ければ分かると思うが、全くアイドルファンではない。それどころか「音楽チャンプはなぜ終わる?」では、「Mステもアイドルばかりでつまらない」とまで書いた。

だが、タイトルの通り「ガラスを割れ!」は良い。非常に良い。もう既に何度もMVを観ている。まず、楽曲が良い。ロックテイスト。ギター音が強いことも良い。また、ダンスも恵好み。あれはウエストサイドストーリーのオマージュだと思うが、フライトジャケットであることもプラス、カッコイイ。

しかし、一番恵を惹きつけているのは、やはり平手だと思う。彼女のあの楽曲の時のダンスは最高である。魂のこもり方がハンパない。

恵はMステをだいたい毎回観ているので、欅の存在自体はデビューの頃から知っていた。だが、その時の感想は平手が「インナー(マッスル)の利いた良い身体をしている」ということだけだった。

このサイトが初めての人には「いやらしい」表現に聞こえるかもしれないが、恵は長年ウエイトトレーニングをしてきた関係からか、男性でも女性でも「身体を質」を見てしまう癖がある。よく言う言い方をすると「芯の入った身体」と言う意味だ。

彼女はアウターマッスル(外側の筋肉)が出ている体型ではなく、至極女性らしい体型をしていると思うが、それでいて内側の筋肉・インナーマッスルが強いタイプであることがすぐに分かったのだ。

それぞれに好みがあるので、その点についてとやかく言う気はないが、あくまで恵の理想的な女性の体型というのはただ単に細いだけではなく、また、腹筋バキバキでもなく、彼女のような体型なのだ。

そのことは「嫁の胸を大きくする試み」を読んでもらえれば分かると思うが、恵は基本的に女性にはヨガなどでインナーを鍛えるように勧めている。




まあ、それは良い。とにかく初めはそれぐらいしか感想がなかった。秋元プロデューサーがなぜ不動のセンターに中学生を起用したのか、その頃はまだ分からなかった。

だが、「音楽の日」か何かの時、平井堅の横で踊る平手を見て驚愕とした。その時彼女はコンテンポラリーダンスのようなものを踊っていたのだが、それがすごく素晴らしかったからだ。

恵はダンスも好きで「アメリカンダンスアイドル」なども見ていたのだが、コンテンポラリーは誰でも踊れる種類のダンスではない。「魂」「情念」が表現できない人間には、いくら身体が動いても踊れないのだ。

恵はその時、平井堅の歌など全く耳に入らないぐらい(平井堅ファンの方ごめんなさい)、平手の動きに夢中になっていた。「彼女が役者になったら、楽しみやなあ」と恵は横で観ていた嫁に呟いた。

それがきっかけで欅に注目して観たのが「ガラスを割れ!」である。これが今までとは打って変わって恵好みのものだった。ステージでもMVでもどちらでも平手は良い。いや、全員がいてこそ出来上がる作品である。だから全員必要であることも分かっている。分かってはいるが、恵は平手しか観ていない。他を見る余裕がないのだ。それぐらいこの曲での平手のダンスは良いのだ。

 

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ついさっき、MTVか何かで欅坂46のPV特集をやっていて半分ほど観たのだが、残念ながら恵の好みのものは他にはなかった。まず、楽曲もダンスも恵の好みではない。これは貶しているのではなく、単に好みではないだけだ。ロックが嫌いな人がいるのと同じ意味なだけだ。

それと他の曲では平手が生かし切れていないように思う。「平井堅横のダンス」と「ガラスを割れ!」を観た後ではそう思えて仕方がない。強いてあげるなら「風に吹かれても」がまあまあというぐらいか。

ただ、これはあくまでPVを半分見た限りは、ということで、ライブなどではまたダンス構成も違うのだろうから本当のところはよくは分からない。「避雷針」などはPVでは誰もほとんど踊っていないし。ライブで踊らないなんていうことはないだろうから。知らないけど。。。

「関ジャム」で欅の振付師が出ていたことがあるのだが、「ダンス素人の子もいたので、簡単だがカッコよく見える工夫をして作っていた」と言っていたぐらいだから、初期の頃は、平手に合わせて作ったら他の子とのバランスが取れないという理由もあったのだろうと思う。それが周りも進化してきて今回の「ガラスを割れ!」のような素晴らしいダンスを披露できるようになったのだろう。

これはコントラストの問題で、平手抜きでも「ガラス」のダンスはかっこいいのだと思う。他の子たちだけのダンスでも、と言う意味だ。だが、一度平手のダンスを観てしまうと、残念ながら他は霞んでしまうのだ。

意味、分かります?

要するに、平手が飛び抜けているだけで、他の欅の子たちの「ガラス」のダンスも、他のアイドルユニットのものよりカッコイイということだ。役者で言うと、1人だけ能や歌舞伎の役者が混じっている感じ。恵はドラマを観ていても、歌舞伎役者は別格だと思っている。存在感自体が違う。




昔何かで「ターミネーター2」の悪役のオーディションの話を読んだことがあるのだが、第一作では敵だったアーノルド・シュワルツェネッガーが2では味方になってしまうので敵役が必要になる。

が、ご存知の通り、シュワちゃんは元ボディービルの世界チャンピオンだから、それより「恐そう」な役者はなかなかいない。また、似たようなのを探してきてもパンチが利かない。

そこで監督が最終オーディションで候補者に求めたこと。それは、候補者を大きな倉庫に連れて行き「この空間をおまえの『気』で充満させろ」というものだった。その試験をクリアしたのが、ロバート・パトリックだったのだ。

観た方は知ってると思うが、2の敵・ロバート・パトリックは細い普通の体型をしている。だが、「異様な怖さ」があった。シュワちゃんが負けそうなぐらい。

長くなったが、歌舞伎役者などはこういうタイプだと思っている。そして、平手も恵はそのタイプだと感じるのだ。つまり、「アイドルレベルのダンス(演技)ではない」ということ。




またこう書くと、何かアイドルを貶しているように見えるが、、、そういう意味ではなく、アイドルはアイドルでその存在価値はあると思うし認めている。ただ、その大半は「本物のダンサー」ではない。これはこれで良く当たり前のことなのだ。アイドルという職業なのだから。ただ、なぜかその中に本物のダンサーが混じっていた、という感じか。

アイドルグループの中に菅原小春が混ざっているのに近い感じ、と言えば、恵の言いたいことが分かってもらえるかと思う。菅原はすごいので、平手はまだそこまでとは思わないが、彼女は巳年だからまだ高校で言うところの2年生。菅原は申年だから9歳も違うので、これからが楽しみである。

ちなみに恵は「干支を見る」で書いたように人を干支で覚えるので、一度知った年齢は忘れにくいのだ。同じ干支は12歳違いになるので、たとえば平手が巳年だと覚えた場合に、今年17歳なのか29歳なのか、また5歳なのか間違うことはないので。

つい最近、平手はクラシック・バレエの経験があることを知った。バレエをやっていれば誰でもああなるとは全く思わないが、だからこそ、インナーの利いた体型をしているのだなと思った。

そして、彼女の表現者としての素質が磨かれたのはそのバレエだろうから、一度バレエを踊っているところも観てみたいと思った。

 

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