特に15~39歳がひどく、自殺が事故死を上回る国は世界で日本だけだという。
難しい問題だとは思う。自殺が少なくても殺人の多い国などは嫌だし。
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日本人は真面目だ。「真面目」ということは、「これはこうするもの」「こうしなければならない」という固定観念が強いということだ。そういう枠が多いと、「あいつはちゃんとしていない」「あいつは変だ」と思うことが多くなり、他人に厳しくなるから「いじめ」や「しごき」が多くなる。
また、自分自身に対しても、「できるのが当たり前」「耐えられないのは弱さ」などという固定観念があるから、それができないと「俺はダメな奴だ」と思って落ち込んでしまう。
ただ、そういう固定観念が強い国だからこそ、日本はきれいに整備された国であり、殺人も少ないのだと思う。
「占いを掛け合わせる」で血液型占いのことを書いたが、A型の多い国は基本的に日本と同じような国になるのではないかと思う。恵はO型だが、日本人だからO型でもA型的なO型だと思っている。B型でもA型的なという風に、A型が一番多い国は全体的にA型寄りに、O型が多ければO寄りに、Bが多ければB寄りになるのでは、と思う。どの国でも、やはり多数の影響は受けるし、多数の意見が「常識」となるので。
父ちゃん、アタシは何型?
おまえは何型どころか何犬かすら分からん。
って、どないした、その変なスマイルは。。。
ちなみにA型が多い国は、スイス、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、デンマークなど。やはり「きっちりした国」が多いように見える。自殺率の違いが出たのは、国の方向性の選択の違いではないかと思う。恵はアメリカ式の弱肉強食的自由競争が、本当に日本人に合っているのかどうかは少し疑わしく思っている。
また、O型の多い国はアメリカ大陸全体に多く、特に中南米の中には「ほぼ全員O型」という国まである。ただ、カナダだけはA型が多く、ここもやはりアメリカ大陸で唯一「きっちりした国」に思える。アフリカや東南アジアの多くもO型の多い国である。全体的にちょっと治安の悪い感じ。
B型が一番多いという国は世界で唯一インドだけのようだ。「常識って何?」シリーズで書いたが、恵は何度もインドに行ったことがあるのだが、どの国の人間でもインドに行くとカルチャーショックに陥ると言われる理由はそこにあるのかもしれない。本当に全く常識が違うのだ。そのことはシリーズの中でも「常識って何? その③」を読んで頂ければ幾分感じてもらえるのではないかと思う。
これで「A型の多い国の場合、OでもA寄り」と恵が言う意味がご理解頂けたかと思う。半数は違う血液型であっても日本人や北欧の人の多くはA型的でインド人の多くがB型的、という感じだと思うので。
これは推測や俗説かも知れないが、血液型ができた経緯のようなものを読んだことがある。
まず初めにABOの前の血液が存在した。だが、疫病(梅毒説あり)が流行って世界の多くの人間が死滅した。そして生き残ったものがO型となった。だからO型は闘争・サバイバルに向く。原初の血液型で、当時、狩猟による生活をしていたから肉食に向く。
次に遊牧的な生活に入り、他民族との接触が始まってストレスがかかり、それに対応する形でB型が生まれた。だからB型はストレス耐性が高く、乳製品が合う(乳糖耐性がある場合が多い)。
人々が定住するようになり、農耕を始めた時できたのがA型で、従って勤勉で真面目である反面、争いごとに向かずストレス耐性は低い。また、食べ物は穀物が向く。
上記3つの血液は全て「環境適応」で生まれたが、AB型だけは単にA型とB型の掛け合わせで生まれたので、世界的に見ても人数は少なく、社会適応が苦手な人も多い。
どうですか? これは恵の見解ではなく、何かで読んだもので、本当のことかどうかは分からないが、それぞれの血液型が多い国と合わせて見てみると何となく合っているようにも思う。
そして、ここでサイトタイトルを思い出して頂きたい。「ダメな自分を許す そして今日も生きていこう」である。もう一度言うが、恵はO型だが、やはり日本人であり、このサイトタイトルを付けるあたりA型的だと思う。
「ダメな自分を許す」……何をもってダメとする? その定義は? 何で自分で許しを与えなアカンの? 誰が怒ってんの?
「今日も生きていこう」……わざわざ言うこと? ほっといても生きるやろ? えっ、死ぬの?
嫁はB型だが日本人なので理解はできると思う。が、インド人にはこう言われそうである。
恵は日本が少し窮屈に感じることが多い。だからこそインドが好きなのだ。他によく行った国であるタイもB型の比率は高い。嫁もB型で子ども2人もB型である。
恵は生き残るためにB型ばかりを選択しているのだと、今気付いた。恵がもしA型ばかりの中にいたら、恵のA型寄りの性格に拍車がかかり、でもAほどきっちり何もできないから、恐らく自滅していただろうと思う。
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全てには長短あるので「どちらが良い」とか「何が正しい」などとは言えないし、言ったところで何も変わらない。自分を変えるか環境を変えるか。恵のように環境を変えれば少しは変わるだろうが、やはりそれでは根本的な解決にはならない。それはB型環境で暮らしても、恵がこのサイトタイトルを付けていることでも分かる。
やはり、自分を変えなければ。
当然、今ギリギリの人はとりあえず環境を変えてみてほしいと思う。
「いじめ程度で何も自殺しなくても」
そういう意見は正論だとは思うが、「はまり込んでいる」人間には通用しない。生きる気力がなくなっていたりするだろうし、視野が狭くなっていて「外へ出る」「辞める」「逃げる」という選択肢が見えなかったりするからだ。そこにもA型的日本人の真面目さが顔を出すだろうから。
恵は迷いなく他人には「逃げたら良い」「辞めれば良い」という。「よく眠れていますか?」で書いたが、うつ症状の出ている娘に恵はすぐそう言った。だが、本当は自分自身それが難しいことも知っているのだ。
恵自身、肺炎で入院した時、病院にパソコンを持ち込んでまで仕事を続けようとしたが無理で同僚に頼ることとなり、人に頼るのが大の苦手である恵はそれにより落ち込んで自律神経が失調したことがある。
そのため、退院してもしばらくは仕事に出られず、引き続き周囲に迷惑をかけた。その後、より一層落ち込んで症状を悪化させたことは言うまでもない。
まあ、人によって少しは違うだろうが、多くの日本人は同じような状況で同じような状態になってしまうのではないかと思う。
だから、一言だけ言っておきたい。
「いっぺん外に出よ」
一度、そのはまり込みから離れよう。そして、その状況のまま続けるかどうか決めよう。辞めても良い。逃げても良い。たいしたことない。君が死ぬよりは。
それでもまだ頑張る場合は、つまり環境を変えないのではあれば、代わりにマインドを変えなければ。
まず聞きたいのは、よく眠れているかどうかということ。悩みがあるとなかなか眠れず、寝ても至極浅い眠りになりやすい。が、それがよけいにことを深刻化する。睡眠が取れていないと、小事も大事と感じてしまうので。
本当は状況自体に「問題」はない。「これは深刻」とか「これは問題」とか決まっているわけではない。それに対しての自分の評価によって変わるだけだ。たとえば、同じことが起こっても日本人の反応とインド人の反応は全く違う。
飛行機が半日飛ばず、それにより待ち合わせに遅れても、インド人は焦るどころか待たせた相手に悪いとさえ思わない。是非は知らない。ただ、つまりは、価値判断は自分で決めているだけだということだ。
そして、その事の大小を判断する精神状態には睡眠が大きくかかわっていることが、研究により分かってきている。先ほどと逆の例を挙げれば、追い込まれた気分になっている時、よく眠ると、「そんな大層に考えることとでもないか」となったりすることもあるのだ。
この辺のことについては、さっき挙げた「よく眠れていますか?」に書いたので、睡眠が浅い人には是非読んでみてほしいと思う。
タイトルに戻るが、何をもって「豊か」というのかは難しい。経済的に貧困な国の人たちからは「何、贅沢言うとんねん!」と怒られそうだが、自殺者が多いということは、それだけ苦しみ続けている人が多いということだ。そんな国を「本当の豊かさを持っている国」だと言えるだろうか。
まあ、これ以上話すと、政治的な事柄に移行しそうなので終わりにするが、これからの日本には少し方向転換してもらい、何とかもうちょっと「幸せな国」になってもらえれば、と思う。
そのためには恵自身もみんなも、もう少し「幸せ」を感じて暮らさなければならないのだろうなあ、と思う。鶏卵論のように、それはどちらが先というものでもないと思うから。
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