動物とAGA、そして輪廻転生

ここでの動物は引きこもり犬・アンのことではなく、うちで飼っていた歴代のうさぎ達のこと。

 

初代うさぎ・カール 恐らく四歳頃

 

この子はネットの「里親コーナー」で知り合った方から譲り受けた女の子で、うちで初めて飼ったうさぎだった。来たときは確か2ヶ月半ぐらい。まだ幼かった息子が夢遊病者のように夜中に起きだしては毛布を抱えたままケージの前にコテンと倒れこんでよくカールを眺めていた。この頃、恵はまだ薄毛を意識したことはなかった。

 

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昼間や子供たちが起きている間にもカールをケージから出すことは頻繁にあったが、その場合、かなり注意していないと何かと危ない。うさぎは小さいし、何かあると逃げるより固まってしまうので、踏みつぶしたら大変だ。従って、普段は夜遅く子供たちが眠ってから散歩させることが多かった。我々夫婦がテレビを見ている間、好き勝手に散策させるのだ。

 

 

カールが四歳半ぐらいの頃、いつも通りカールを散歩させたままテレビを見ていると、「あっ、どうしたん!」と嫁が叫んだ。恵が見ると、カールが首を傾げて壊れた扇風機のようにずっと振っているのだ。

夜中だったため、翌日病院に連れて行くと「細菌性脳炎」という診断結果だった。投薬してもらい首振りは収まったが、その後、日に日に状態は悪くなっていき、最期はほとんど固まったような感じで昇天した。

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あまり自覚はなかったが、この頃辺りから人に「髪薄くなったんとちゃう」と言われるようになった気がする。

 

二代目・ロコ 一ヶ月未満

 

恵にはカールの死があまりに辛かったことに加え、息子が自分で動物を飼ってみたいというので、ロコは嫁と息子二人でペットショップから買ってきた。

ちなみにうちのうさぎは全てネザーランドドワーフのメス。理由は、ウサギのオスはさかりの時見ていられなくなる、というネットの書き込みを多く見たためだ。

ロコは結局、お腹を壊して死んだ。来てまだ5日だった。後で知ったが、だいたいうさぎを一ヶ月未満で親から離すのは無謀らしい。ショップの場合、小さくてかわいい子の方が売れやすいため、かなり早くに親離れさせるところもあるのだという。数ヶ月経ち大きくなると売れないからだ。

この時のトラウマにより、息子はそれ以来、怖がって自分で動物を飼いたいとは言わなくなった。

 

 

ここで、予定を変更する。

歴代のうさぎ達の死を詳しく全て書いていくつもりだったが、始めてみるとその時の情景が浮かんできて結構きつい。従って、ここからはその子がどんな子だったかを中心に書いていきタイトルに繋げたいと思う。

 

三代目・ココ

 

写真のように、ココは特に伸びるのが好きな子だった。なぜか恵にしか懐かず、嫁がケージに近づいて「ココちゃ~ん」とやると、嫁に向かってケージを掻きむしって怒った。娘などは存在すら無視されていた。

恵がテレビを見ながら寝そべっていて、右手で床をトントンと叩くと、ココは必ずその手の中に頭を滑り込ませてきて、幸せそうに大人しくしていた。

ココが死んだ後、明らかに毛が抜け始めた。恵はそれまで抜け毛を気にしたことはなかった。風呂の排水溝に溜まるだとか、枕にたくさん付くとか聞くが、そんな経験はそれまでなかった。が、それが抜ける、というか、ボロボロ落ちてくる。髪を触ると落ちる。何もしなくても落ちてくる。




ココが死んだ日から二ヶ月ぶりに会った知人の女性に、会うなり「どないしたら、そんな急にハゲられんの?」と大笑いされた。

 

うちにとって最後のうさぎとなったクー

 

神経質だったココと比べ、クーはのんびりした子で、うちに来てすぐくつろぎ始めた。

 

散歩の時カールはよく散策し、ココは頭を恵の手に滑り込ませていたが、クーは恵の右腕をアジリティのように飛び越えて遊び、マウンティングし、そして齧る。プチプチつまむように噛むのだが、そのせいで恵の右腕に小さな血豆のようなものが増えていった。それからもう何年も経つが、そのいくらかはまだ恵の腕に残っている。そして上記の写真のように遊び疲れたら恵にお尻をくっつけて死体のように眠るのだ。この一連のクーの特徴はアンにそのまま全て引き継がれている。(詳細は「引きこもり犬・アン」をご参照ください)



突然だが、恵は生まれ変わりを信じている。カールの生まれ変わりはロコでその次がココ、そしてクー、アンへと同じ魂が続いていると信じている。

いや、そんなオカルト的なものではない。ほとんど「願望」である。動物が死ぬと辛いので、「生まれ変わる。そしてうちに来る」と信じることで精神を保っている。だから、新しい子を飼うときは誕生日に非常に気を付ける。アンのように誕生日が分からない子をもらう場合は、十分余裕を見て決める。前の子が生きている時に既に生まれている子では「生まれ変われ」ないからだ。



元々、恵は死後の世界や生まれ変わりなどには興味がある方だったので、テレビでそういう特集が放映されていれば見ていた。研究者によると、世界各地で前世を記憶している子供が見つかっており、特にインドには多く存在するという。

インターネットどころかテレビやラジオすらほとんどない村の少年が、突然、遠く離れた村に住んでいた前世の自分の名前や特徴のみならず、妻子のことについても詳細に語り出す。検証すると、以前その村に、確かにそういう人が住んでいて妻や子供の名前も合っているというのだ。



真偽のほどは恵には分らない。ただ、分からないことは「ない」とは言えないと思っている。人間はすぐ狭い自分の思考範囲で物事を決め付けてしまうが、死んだことのない我々(全員)が、死後の世界がないなどとは絶対「知っている」わけがない。

「あると思う」や「ないと思う」は良い。思っているだけだから。それは人の勝手だ。だが、たかだか350年の歴史しかない現在の科学を盾に「絶対ない」と言い切り、肯定派を罵倒する人々は、何でもかんでも「絶対ある」と言い切る人々以上に愚かに感じる。また、その盾に取っている科学や医学の常識でさえ、5年10年でコロコロ変わっているのだ。

ただ、否定派の人々(テレビのコメンテーター)の多くは、上記の事は分かった上で、ある意思を持ってわざとそうしているのではないか、とも思う。その理由は、こういう方面の肯定派はカルトに引き込まれたり、危ない目に遭うケースが後を絶たないため、世論を肯定寄りにするとダメだという思いが強く、そのための発言ではないかということだ。

話を元に戻す。(どうも今日は脱線するなぁ。。。)

 

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とにかく、恵は転生はあると思っている。そこでそのシステムについてであるが、これは何千年とか長く天国で過ごすという説や、すぐに生まれ変わるという説など様々だ。恵はそのどれもが正しいのではないか、と思っている。つまりは「本人次第」なのではないかということ。長く天国で過ごしたければそうできるし、何か現世に執着があればすぐにでも生まれ変わるということ。

人間がこの世に生まれ変わる理由は、何かやり残したことがある場合か、執着した者や事柄に出会うためだと言われている。たとえば、夫と幼い息子を残して死んだ女性は何に思いを残して死ぬだろうか。当然、多くはこの二人だろう。そこでこの二人に関わるために一番都合が良い転生は息子の子供として生まれることだ。そうすれば二人の親族として暮らしていける。

恵はそれを自分に当てはめて考えてみた。

恵が生まれた時を境に、母方の祖母が同居するようになり生涯を共に過ごした。祖母はそれまで多くいる子供たち(母の兄弟)の家を転々としていた。息子もいる中で、最終的に末娘のところに永住する結果となった理由は、恵が生まれたからだ。恵には姉がいるがその時ではなく。

そこで母に祖母のことを詳しく聞いてみると、祖母には三人夫がいた。その詳細は割愛するが、戦前によくある話だ。事情から察すると、祖母は最後の夫に一番執着した可能性が高い。

では、恵がその夫なのではないか。その可能性は結構高いように感じる。なぜなら、最期の夫の子供で生きているのは母だけだからだ。妹がいたが幼くして亡くなっている。そして現存する母の兄弟は全て異父兄弟なのだ。従って、他の兄弟の所へ転生する理由はない。




では、死んだ母の妹は、また、死んだ祖母はどこに転生したのか。恵はそれが嫁であり、娘だと思っている。

まだ恵が転生をあまり考えてはいなかった大学四回生の時、嫁と知り合った。その時なぜか内が「こんなとこにおったんか」と言うのが聞こえた。その時は全く意味が分からなかった。そして、嫁もあまり恋愛には興味がなく、それまで生涯独身でも良いと思っていたにもかかわらず、恵を一目見て「この人なら結婚しても良い」と思ったという。つまりは、転生した父と娘がお互い捜し合っていたのではないか、と思うのだ。

そして、この説で言えば、祖母は恵の娘として転生する可能性が非常に高いと感じる。なぜなら恵の娘になれば、前世の夫であり孫である恵と、娘である母と、同じく娘である嫁と関わることができるからだ。

なんかややこしいけど、分かります? この理論?

 

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また脱線した。。。

まあ、とにかく、そういう経緯により、また願望により、恵は転生を信じている、というだけの話。

そして漸くAGAに進む。

 

父ちゃん。。。

 

AGA、つまり「男性型脱毛症」についてであるが、恐らく恵はその傾向を持っていたのだと思う。ただ、薄毛に関しては母親から受け継がれるX染色体によるところが大きく母方の祖父が薄毛だと禿げやすいらしいのだが、残念なことに恵の母方の祖父(上記でいうところの前世の自分)は母が幼いころに亡くなっているため薄毛タイプかどうかが分からない。若くしてこの世を去ったからだ。ただ若禿げではなかったことは遺影からもうかがえる。恵もそのタイプではない。

 

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AGAの原因は、現在のところ、ジヒドロテストステロンだとされている。以前はよく「男性ホルモンが多いと禿げる」と言われていたが、男性ホルモン、つまりテストステロン自体が問題なのではなく、テストステロンが5αリダクターゼという酵素と結びつくとジヒドロに変化し、薄毛の原因になるという。

恵も最近まで男性ホルモンのせいだと思っていた。恵は以前、よくスポーツジムに通っていたのだが、同じくそこに来る壮年期を過ぎた方々の多くが薄毛だったからだ。

やっぱり、ウエイトトレーニングで男性ホルモン活性化させると、禿げやすいんやなぁ。。。

と思っていた。が、そうではなく、いや、そうでもあるか。ちょっとややこしい話になるが、筋トレをして男性ホルモンを増加させても禿げ要素の少ない人は禿げず、要素が多い人は禿げやすくなるらしい。

どういうことかと言うと、

禿げるかどうかはテストステロンではなくジヒドロテストステロンの生成に関係がある。

ジヒドロはテストステロンが5αリダクターゼと結合するとできる。

頭皮の毛乳頭に多く存在する2型5αリダクターゼの量が多く、テストステロンと結合してジヒドロが生成され、毛乳頭の受容体の感度が高いと禿げる。

従って、量が多く感度が高い人がウエイトトレーニングでテストステロンを活性化すると多く結合し薄毛が加速する可能性は高いと考えられる。

逆に、2型5αリダクターゼの量が少ない人や、毛乳頭の感度が低い人は筋トレしても禿げにくい。。

ということらしい。難しいね。。。

 

ああ、気持ちいい。。。
アタシはそんなことどうでもいい。可愛がってくれさえすれば。。。

 

恵自身はココが死んで抜け毛がひどくなった時、気にして育毛剤の類をいくつか試したが、あまり効果のあるものは見つからなかった。調べると、ミノキシジルという成分の入った育毛剤か、プロペシアなどフィナステリドという成分の入った服用薬のみ効果が得られるとあった。但し、この二つには副作用があるらしい。ミノキシジルは心臓に負担がかかり、フィナステリドの方は女性化して乳房が出てきたりするとある。

どっちも筋トレにアカンがな。。。

ミノキの場合は、筋トレと併用で心臓がやられるかもしれない。フィナステリドだと筋トレの意味自体がなくなる。そう思い、どちらも使う気にはなれなかった。

「別に、ハゲとったらええやん」

嫁はいつもそう言う。彼女の父親が若禿げなので見慣れているからだろう。が、恵自身はそうも思えない。恵の前髪には中学時代、ファンクラブがあった。恵のファンクラブではない。「漠田恵前髪ファンクラブ」である(なんのこっちゃ)。従って、恵にはその前髪を守る義務がある。でないとオチオチ同窓会にも行けない。(行ってないが)

そう思いながらも恵は特に手立てを思いつかぬまま過ごしていたのだが、ごく最近、あることを知り、一筋の光明が射し始めた。

ノコギリヤシである。



恵は随分前からノコギリヤシを摂取することは考えていた。ただその理由は別のことであった。恵の父も嫁の父も、いずれも前立腺のトラブルを抱えており、その治療・検査方法を聞いて怖くなったためだ。尿道に針のようなものを刺し入れて、、などと聞いただけで何とかしなければと思った。

中年期に入りそろそろ考えなければとネットで調べていると、たまたま面白い記事を見つけた。内容は「ネイティブアメリカンには禿げがいない」というものだった。そして、彼らは大昔からノコギリヤシを食べる習慣を持つ数少ない種族である。

これは試さない手はない、と思った。

よく調べると、一日の推奨量はもとより、同時接種が望ましいものまで分かった。亜鉛とリコピンだそうだ。恵は亜鉛は何年も前から摂取し続けている。筋肉・関節合成に必要だと聞いたからだ。





「ノコギリヤシは髪の悩みを持つ人の助けにはならない」という記事を、飲み始めてから2ヶ月半経った最近たまたま読んだ。このような否定的な記事は少なく、また、断定している記事はもっと少なかったためだろう。だが、読んですぐ「ああ、この人の意見は、少なくとも俺には関係ない」と思った。なぜなら、否定する理由が「初期脱毛の有無」だったからだ。

恵は初期脱毛のことは全く考えていなかったのだが、飲み始めた頃から、何やら毛がすごく抜ける。原因は定かではないが、パソコンに向かっていても、ポロポロ落ちてくる。嫁にも「枕に一杯付いてる」と言われる。これはヤバイと思い、初期脱毛について調べてみた。

「初期脱毛による抜け毛というものは、本来抜けるべき毛が新陳代謝が停滞しているために残っていたもので、抜けて良い。抜ける方が良い。抜けなければ新しく生えてこない」とあった。

そこで、恵は改めて鏡で自分の頭を詳しく調べてみた。すると、隙間が目立ち始めていた頭皮によく見ると羽毛のような短い毛がびっしりと生えているではないか。

おお。。。

これは感動した。久しぶりの事だったからである。但し、、、以前にもこの経験はある。ココが死んですぐ、結構値の張る育毛剤を試した時だ。だが、そこから毛はなかなか伸びず、結局やめてしまっていた。何ヶ月も試すにはその商品は高すぎたからだ。また、ここ数年はあまり鏡で頭皮をじっくり見たことがなかった。だから、もしかしたら、元々この程度は生えていたのかもしれない。そして、太い毛にまで育たず、いつも途中で抜けていっていたのかもしれない。

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何はともあれ、原因が定かではない抜け毛は、約2ヶ月間で収まった。今、髪を乱暴にかき上げ続けても、一本も落ちてこない。

とにかく今回はしばらくは試してみる。だいたいどのサイトでも「半年は試すべき」とある。ある人の意見では「ノコギリヤシの良さを実感できなかった人の多くは途中でやめただけ」だという。

ただ、恵の「うさぎが死ぬ毎に抜ける」という体験からも、薄毛の原因はストレスや生活習慣など様々あり、ジヒドロテストステロンだけではないので、何を摂取したからと言って、必ずしも結果が伴うかどうかは分からない部分もある。

まあ、とにかく、その辺りのことも含めて、もう数ヶ月試してから、また結果を報告したいと思う。

 

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