父ちゃんが筋トレで唸っても、全然怖くないから、
いくらでも寝てられる。ムチャムチャ。。。
いや、俺はお前のその目が怖いわ。。。
このページから入った方にお断りしておくと、これは「パーソナルジムに通うべき?」及び「あるパーソナルジムの悲劇」の続きです。従って、話の流れを理解したいと思われる方はそちらを先に読んで下さい。
ただ、自宅トレーニング器具についてしか興味がない方は、そのまま読んでもらっても問題ないと思います。
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自宅に自分専用のジムを作る場合、初めに有名パーソナルジム2ヶ月分ぐらいの費用がかかるが、その後は無料だ。恵は家を買ったため、もうすぐ引っ越すので、今真剣にどういう自宅セットを設置するか検討中である。
前回書いた通り、最低限必要な物はパワーラック、バーベル、インクライン&フラットベンチ、それとダンベルである。当然、これに高重量を扱うためや怪我をしないための保護としてのトレーニングベルトとリストラップ、リストストラップは初めからほしいところである。恵は後の3点は既に持っている。
そして、上記に示した最低限のトレーニングセットで、パーソナルジムでできるほとんどのトレーニングが可能である。なぜなら、大半のパーソナルジムはこれにラットマシンを付けた程度のセットがほとんどで、ゴールドジムにあるようなペックデッキフライ(バタフライ)マシンやスミスマシン、レッグエクステンションマシンなどの「マシン系」は皆無だからだ。
まあ恵も、ビルダーのように余程綿密に鍛える場合でない限り、それらのマシンは基本的には必要ないと思っている。マシンにはマシンの良さはあるが、フリーウエイトでほぼ代用できるから。そこで恵はラットマシンすら「最低限」から外したのだ。
ラットマシンは主に広背筋を鍛えるラットプルダウンやケーブルローイング、二頭筋を鍛えるケーブルカール、三頭筋を鍛えるプーリープッシュダウンに使用するが、それらの部位を鍛える代替方法は、順に荷重懸垂やベントオーバーローイング、バーベル・ダンベルカール、ライイング・トライセプス・エクステンションなどいくらでもあるので。
恐らくパーソナルジムにラットマシンがある理由は、力の弱い人の場合1度も懸垂ができないからだろう。確かにその場合はラットがあった方が良いと思うが、1度でもできる場合は、ちょっと大変ではあるが、それを2回にする努力を続け、2回出来たら次は3回とやっていき、10回以上できるようになったら、今度は腰のトレーニングベルトに通したロープにバーベルプレートを括り付け、それを徐々に重くしていけば負荷を変えていける。
また、初めは懸垂をせず、ベントオーバーローイングやダンベルローイングをして、ある程度広背筋を鍛えてから懸垂をし始めるという方法もある。恐らく、こちらの方が楽だと思う。ほんの軽い重量から始めることができるし、そこそこの重量を扱えるようになってきた頃には、懸垂が数回はできるようになっているはずだから。
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ただ、パーソナルジムの中でもCMでお馴染みの「超有名店」で使用している器具は家庭用とすれば最高級品なので、それを揃えようと思うと「有名店」の2ヶ月の費用では無理だが(4~5ヶ月分必要?)、ウエイト器具は安くても高くても、それほどは違わないのだ。
※「有名店」のセットは下記のものとほぼ同じで、それが欲しい方は画像をクリックして移動したページで全て買うことができます。
当然、あまりに安くて危険が伴いそうなものはダメだが、実際には「10万以下の安いパワーラックを使っていて事故った」という話を恵は聞いたことがない。
それよりは、高い器具でも「セーフティーガードの付いていないベンチプレス台を使っていて半身不随になった」とか「死んだ」と言う話は何度か聞いたことがあるので、安全性のポイントは金額的に高いか安いかより、安全性を考慮した器具であるかどうか、だと思う。
その点、パワーラックの場合は必ずと言って良いほどセーフティーガードが付いているので安心だ。また、ベンチプレス台だとそれ以外の種目がほとんどできないが、パワーラックが一台あると、ベンチプレスだけでなくベントオーバーローイングやスクワット、懸垂など全身をトレーニングすることができて便利だし、スクワット台やチンニングバーを別に買うなどするよりスペース的にも有利だと思う。
安いものだと1セット全てを10万前後で揃えられるが、後から買い替えるのが嫌な人は、初めからもう少し高いもの(総額30~40万)を買った方が良いかもしれない。安いパワーラックはパワーリフティング規定の81cmラインを握れないものがほとんどだからと、扱う重量が増した時に使えなくなる可能性があるからだ。
81cmラインというのは2200mmのオリンピックバーベルに刻まれているラインのことで、パワーリフティングの規定では、このラインをひとさし指で隠す握り方が最大の手幅となり、それ以上広く持つのは違反となる。
そして、安いパワーラックは、この最大手幅で握ることが不可能なほど幅が狭いものが多い。なぜなら、安いものは50mmプレート用の2200mmオリンピックバーベルではなく、28mmプレート用の2000mm以下のバーベル用に作られているからだ。
つまり、安い2m以下のバーベルセットと安いパワーラックでも十分トレーニングはできるが、マックスを伸ばしたいと思った場合には手幅は広い方が有利で、安いパワーラックの場合はよほど手の短い方でもない限り、手幅が足りなくなるということである。
また、扱う重量が150kgを超えるようになってきたりすると、安いパワーラックでは不安もあるし、28mm用のバーベルでは、物によってはそれ以上付けられなくなる。
150kgなんて、と思われるかもしれないが、ベンチプレスでは確かにそんな重量を扱える人は少ないかもしれないが、スクワットやデッドリフト、シュラッグやベントオーバーローイングなどの場合は、一般トレーニーでも結構この重量を超える人はいる。
また、恵が以前「アドバンスド」で挙げたパーシャルレップスなどしようと思うと、ベンチプレスでも結構すぐにこの数値を超えてしまうかもしれない。
だから、恵は初めからオリンピックバーベルが使える物の中では安い方のパワーテックのパワーラックをお勧めする。それと2200mmのオリンピックバーベルと50mmプレートにインクラインとフラット両方にできるベンチ。
下記の2.2mオリンピックバーベルなら耐荷重は350kgあるので安心だし、パワーテックのパワーラックは頑丈でコスパが良いと評判で、耐荷重も十分な454kg。日本でも海外でも多くのトレーニーが使用しているものである。また、同じくパワーテックのユーティリティベンチは耐荷重270kgだから、主に使用するベンチプレスで体重90kgの人なら180kgまで大丈夫ということである。
※いずれも画像をクリックすると、商品紹介のページに移動します。
また、「有名店」で使用しているパワーブロックと言う可変式のダンベルは確かに便利だが、6万円以上するので、恵はスクリュー式のダンベルバーと28mmプレートで十分だと思っている。
ただ、バーベルプレートをはじめから多く買うとなると、このセットでは有名店2ヶ月分では足らなくなるので、できるだけ安く抑えたい人は、バーベルセットだけをこちらにすると良いと思う。
これなら予算内(40万)に収まるし、バーベルは安いと危ないということもないので。シャフトの耐荷重も十分あるし、また「折れた」というのも聞いたことがない。ラバーが付いている分、逆に安全かもしれない。
また、もっと安くしたければベンチも違うものにする手もある。こちらは安全性は口コミからはよく分からないが、一応耐荷重は十分なのでとりあえず挙げておく。
リーディングエッジ マルチポジション フラットベンチ インクライン デクライン ダンベル トレーニングベンチ 折りたたみ式 インクラインベンチ LE-B80
あくまで恵の判定では、パワーラックだけは安全性を重視するし手幅を気にするが、それ以外は耐荷重を見て大丈夫そうならOKという感じかな。ただ、パワーラックとバーベルの長さは合わせないと使えないのでそれだけは注意。
たとえば、安い幅の狭いパワーラックにオリンピックバーベルはとりあえず使えるが、その逆、パワーテックのパワーラックなどに28mmプレートの2m以下のバーベルは使えない。
だから、初め10万以下の安いセットを使っていて、パワーラックを買い替える場合、バーベルも一緒に変える必要が出てくるのだ。
まあ、そこらへんは予算などと相談して決めてほしいと思う。とりあえず始めたい。後のことは後で考える、後で買い替えても良いという場合は、アイロテックのこんなセットでも良いと思う。パーソナルジムによっては、この程度のセットのところもあるようだし。
このセットは13万ほどだが、まだ安くしたい場合は組み方で10万以下にできるものもある。
恵自身の場合は220kg以上での使用を目的としているので、耐荷重300kg以上でオリンピックバーベルが使えるパワーラックと、220kg以上のバーベルセット、耐荷重300kgぐらいあるインクラインフラットベンチということになる。
恵が今までずっと通っているジムで使っている器具は、最初の「有名店」の画像のものとほぼ同じなので、タフスタッフのパワーラックが良いことは知っている。個人用に買える物だが、ジムユースとしても十分なほど頑丈である。10年以上毎日何人もの人間が使っていて壊れないのだから、恵1人なら一生壊れないだろう。
価格も20万ぐらいで、パワーテックとの価格差は6万ぐらい。一生と考えた場合この差はそれほどのものではない。だが、恵はこの2つのラックに少々難点を見出してもいるのだ。
これは個人の好みの問題で、誰もが気にする点ではないことを初めに断っておく。
恵はできればバーフック(バーを掛けるところ)が水平か非常に短いものが欲しいのである。画像を見てもらえれば分かると思うが、タフスタッフもパワーテックもバーフックがU字で少し長めなのだ。
通常はこれで全く困らない。だからほとんどの人にとっては気にするべき点ではないと思う。そのポイントより耐荷重などで選ぶべきだ。だが、恵はパーシャルベンチプレスで高重量を扱う時だけ、これが気にかかるのだ。
通常のベンチで扱えないぐらいの重さの場合、あまり頭側にバーベルの位置をもってくるとラックアウトできない。そして、あまり胸側に設定すると、今度は上げ下げする際バーベルがフックに当たるのだ。
それを考えた場合、恵は次の2点も候補として入れたいと思う。
このボディクラフトのパワーラックのバーフックは水平だからラックアウトしやすいはずだ。以前、ベンチプレス台でそういうものを使っていたので分かる。そして、価格はパワーテックと1万差で耐荷重は同じ454kg。セーフティーが取り外せないという難点がある代わりに、タフスタッフと同じくワンタッチで位置を変えられる。パワーテックは脱着式。
ベンチの方は耐荷重はフラット時360kgだから十分。ただ、難点は高さが40cmであること。パワーテックのは45cm。低いとも言えないが、恵の身長(177cm)から考えるとできれば45cmぐらいあった方が良いかも。今ジムでどちらも(40cmと45cm)使っているので問題ないと言えばないのだが、どちらかというと高い方が良いかな。
それと挙げたリーデイングエッジのベンチも候補である。高さは42cm。少し低め。1万ちょっとと破格だが、安い中国製となるとやはり強度が心配になる。耐荷重300kgとなっているが。
バーベルシャフトは本当はイバンコの高級品(有名店の画像の物)がほしい。これもジムで使っていて、グリップの太さもローレットの食い付きもしなりも恵には丁度良いので。ちょっとしたことではあるが、この3条件が違うだけで扱いやすさや扱える重量が違ってくる。ただ、これは手の大きさなどによって好みは人それぞれだから、あくまで恵にとってはということ。
でも、恵も恐らくこれは買えない。上に挙げたシャフトはイバンコでも7.6万ぐらいのものだが、恵がジムで使っているのは13.5万ほどするものだからだ。13.5万と言うと先に挙げたアイロテックのプレート込のバーベルセットが買えてしまう。しかも、上に挙げた174kgセットではなく、こっちの254kgセットの方が。
だから恵は恐らくバーベルはこちらの方を買うだろうと思う。220kg以上必要で、それをイバンコで揃えると何十万にもなってしまうからだ。プレートの流用は可能なので、何かの間違いで金に余裕ができたら後でイバンコのシャフトだけ買うこともできるし。って、絶対買わないと思うが。。。
実はパワーラック候補がもう1つある。これも何とか81cmラインは握れると思うもので、価格はべらぼうに安い。パワーテックと比べても10万近く安いのだ。
ただ、難点は強度の不安。耐荷重は300kgらしい。が、口コミが少なすぎて実際のところがよく分からない。そして中国製である。怖い。画像を見るとセーフティーも細く、またバーフックは水平だが長い。
バーフックが水平だからパーシャルはしやすいと思うが、両支柱に渡したセーフティーとは違い、1つの支柱に付けてあるだけのバーフックが長いと強度に不安が増す。ラックアウト前、先端までバーベルを転がすと思うが、その時ポキッといかないだろうか。何となく200kg以上を扱うためのパワーラックには見えないので。。。
10万の違いは大きいが、一生ものと考えた場合、また怪我したり死んだりしたら元も子もないので、やはりタフスタッフ・パワーテック・ボディクラフト3点の中から選ぶとするか。。。
バーフックの形状から恵としたらボディクラフトが良いのだが、この商品も口コミが少なすぎて壊れないかどうかが分からない。youtubeで180kgまで使っているところは見たことがあるので強度の不安はあまりないのだが(台湾製)、ポップピン式はそこが壊れるような気がして。
難しいねえ。
いろいろ挙げたが、初めて買う方がどういった点に注意すべきかは分かって頂けたかと思う。ただ、いずれにせよ、ウエイトトレーニングには危険が伴うため、正確な知識を得てから始めた方が良いのは間違いないから、自宅にセットを揃える前に、一度しっかりしたトレーナーのいるジムに通っていろいろ学ぶことをお勧めする。
まあ、と言っても、いきなり自宅ジムから始める人も結構多く、今はネットがあるので情報はいくらでも集められるから、安全面にさえ考慮すれば大丈夫かも。後は怪我がないように、ベンチの時は肩甲骨を寄せるとか、スクワット時に背中を丸めないとかに注意すればね。
恵もここ20年ぐらいは自宅にセットを置けないためジムに通っているが、初めは自宅にベンチプレス台とバーベル、ダンベルを買い揃えて始めた。そして、途中からベンチ以外の種目もできるセットを買い直したのだが、マンションに引っ越したため置けなくなって捨ててしまったのだ。ダンベルだけを残して。
その頃はネットなどなく、誰に聞かず、ただバーベルセットに付属していたトレーニング教本だけで始めた。手幅も分からず肩幅で挙げていたぐらいだ。腕立てをそれでやっていたので。ほとんど肩と三頭筋の力?
それでも体重55kgぐらいで始めて1年経たずに70kgが10回ほど挙がるようになっていた(その頃プレートが70kgまでしかなかった)。これはだいたい90kgを1回ぐらいは挙げられるベースができているということで、実際、後にパワーリフティング経験者の友人の勧めで手幅を変え、セットを買い直して数ヶ月で100kgオーバーになっている。
恵は元々力が強い方ではなく、むしろ弱い方なので、情報がいくらでも集められる現代なら、十分自宅セットからでもマッチョになれるだろうと思う。
だいたい、ジムに行き出してからも、恵は誰にも訊かずに本やネットの情報を元に自分で試行錯誤してきただけだしね。補助も付けないから、要するに今も自宅トレーニングと何ら変わらない環境とも言える。他人やトレーナーがいるという欠点を除けば。つまり恵の場合はジムに通う利点がほぼゼロなのだ。
ウエイトを始めた環境の影響ってあるのかもしれない。恵の場合は自宅から。だから、本当は利点もあるのにジムは欠点が多いと感じる。が、始めたのが学校のジムなどの場合は、みんなとワイワイやる方が良いのかもしれない。実際、常に数人とワイワイやりながら楽しそうにウエイトをしている人たちも多い。
恐らく恵の父親はそっちのタイプだ。父は70歳の時、ジムでウエイトを始めたので。元々1人より大勢の方が好きだし。たぶん、自宅にセットがあってもやらないだろう。半分は喋りに行っているらしいので。
て、ことは、始めた環境ではなく、結局個人の好みか? 恵は何でも1人の方が良い。
皆さんがどちらから始めるべきかは、恵タイプか父タイプかで判断できるかもしれない。みんなとやる方が良い人はジムへ。1人でやりたいタイプで、待ったり待たれたりが嫌な人は自宅で、って感じかな。後、情報を人から得たければジム。ネットを利用し、自分で試行錯誤したければ自宅。
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