筋肉が付かないと悩んでいる人はこれを試すべき・ビタミン

トレーニングメニューも休養もタンパク質の摂り方も間違っていないのに筋肉がなかなか付かない人は、次にビタミンを試してみるべきである。ビタミンの必要性は結構皆知っていると思うが、意外にしっかり摂っている人となると、どうだろう?

 

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ビタミンB群は食物をエネルギーに変換する時に必要で、疲労物質である乳酸の除去に役立つ上、筋肉の合成の過程でも大事な役割をする。ビタミンCは関節成分であるコラーゲンの生成に必要なだけでなく、免疫力を亢進し、解毒作用に関わり、抗酸化力を持つため、しみ・そばかす・しわを防ぐとして多くの所謂「若返り商品」には絶対に入っているといって良い物質である。

ビタミンB・Cだけでも、これ以外にも多くの働きをするので、どれだけビタミンが人間にとって大事なものかがよく分かると思う。それなのに、現代の食生活ではなかなかそれら全てを必要量摂取することは難しいのだ。

当然、本来は食事から摂取するのが一番望ましいことではあるが、インスタント・レトルト食品が多い現代ではビタミン類はどうしても不足しがちになってしまう。そこで登場するのがサプリメントである。

恵も「ビタミンB1のためにこれを食べ、B2のためにはこれを、Cのために…」と考えるのが面倒で、マルチビタミンを毎日摂っている。運動をし酒も飲む恵などは絶対不足させてはいけないものだからだ。

「ビタミンCはコラーゲンの生成に必要」と書いたが、コラーゲンは関節だけでなく、「全ての細胞の結合」に関わる接着剤のようなものだから、Cが不足すると自動的にコラーゲンの生成も少なくなり、血管壁なども脆くなる。

少し怖い話をすると、コラーゲンが不足すると血管が破れやすくなるだけでなく、破れた時に手術しても再生させにくくなる。縫い合わせる血管自体の柔軟性が失われ脆くなっており、次々に乖離(断層的に剥がれる)を起こしてしまったりするのだ。

 

おまえも偏食直さんと青汁飲ますぞ。

 

若い人には縁のない話のようだが、それでもいずれは年を取るし、また、最近の若者の中には「脚気」が増えている。俗に「江戸患い」と呼ばれるこの病気は、江戸時代には死因第一位だったが、食生活の改善により日本ではほぼ「絶滅」していた。それが近年のジャンクフードやインスタント食品の流行でまた「復活」したのだ。

そのため恵は、簡易な食事を好み、野菜をあまり食べない傾向にある若者こそ、ビタミンの重要性を知る必要があると思っている。また、タイトルにある通り、ビタミンが不足すると筋肉合成や関節の再生が円滑に進まなくなる。

「関節のことなんて」と思ってはいけない。身体は基本的に「生存」を優先するので、関節や骨が弱い身体に大きな筋肉を付けようとは思わないのだ。だから、筋肉再生に必要なビタミンB群だけでなく、コラーゲンの再生に関わるCも疎かにはできない。だいたい、関節が壊れたらトレーニングできないし、さっき言ったように、コラーゲンは軟骨成分なだけでなく、全ての細胞の接着剤なのだから、直接筋肉にも関わっているからだ。

恵は初め、合成の安いビタミンを摂っていたが、それらは石油などから作られていたりすると聞き、自然由来のものに切り替えた。少し高くなるが、健康のために摂るサプリに不健康そうなものを選ぶのはどうかと思ったから。

ここで少しお恥ずかしい話をすると、うちの高校生の息子は「最近の若者」の典型で、偏食な上インスタントやジャンクを好み野菜を食べないせいか、頻繁に口内炎に悩まされていた。このままでは先行きいろいろ不安なのでマルチビタミンを摂らせようとしたのだが、それも三日坊主でダメだった。

これはうちの息子だけでなく、読者の中にも同じようなタイプの人は結構多いのではないかと思うが、そういう人は「青汁」を試してみてほしい。マルチビタミンを飲み忘れてダメだった息子が、これだけは続けて飲んでいる。恐らく「薬」のように見えるサプリメントの錠剤を毎日飲むのには違和感がある息子にも、「青汁」はお茶やジュースを飲むのと同じ感覚で飲めるから続けやすいのだと思う。


どんなものでもそうだが、「初回限定割引」はうまく利用してほしい。うちはかなり頻繁にこれを利用して同じような商品でもいろいろなメーカーのものを試す。店側の思うつぼのようだが、こちらにとっても安く試せるのだからウィンウィンだろう。いくら読んでみても、結局自分に合うかどうかは試さないと分からないので。

本当に一年中治ることがないぐらい口内炎に悩まされ、ケナログ軟膏や大正の口内炎パッチを手放せなかった息子が、最近はそれらを使うところを見ていない。これらの薬にはステロイドが入っていることもあり、年中の使用を気にしていたので、とりあえず今はホッとしている。

当然、息子もこれから食生活の改善もしていかなければならないとは思うが、いずれにせよ、現代はもうサプリメント自体を「必要な栄養素」と呼ばなければならないほどの時代になっていることは間違いないようだ。

次回は、タンパク質やビタミンとは違い、その必要性すらあまり知らない人が多い亜鉛について書きたいと思う。

 

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