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おまえはそれが仕事かのように俺を噛むよなあ。。。

 

恵はスポーツが好きだ。

自身も、人生半ばを過ぎてもまだ200kg以上のバーベルを使って筋トレをしているが、観る方はもっと好きだ。今ちょうど平昌冬季五輪が開催されているが、観られるものはできる限り観ている。

 

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日本人も数多く活躍しているが、その中でも羽生君の精神力の強さはとてつもないものだと思った。それに関しては説明不要なぐらい皆さんご存じだとは思うが、長く夏冬の五輪を見てきて、また長くフィギュアを見続けてきて彼の成し遂げたことがとんでもなく難しいことだと思うのだ。

フリーの時、ジャンプで幾分ミスはあったが、あれは精神的なものによるミスではなく、単に持久力が回復していないせいだろう。どう考えても練習量が圧倒的に足りていないはずなので仕方のないことだと思う。また、脚が完調でない可能性も高い。

恵はたとえ筋力や持久力、感覚全てが完調であったとしても、今回だけは羽生君は「良くて」ソチの浅田真央や今回のN.チェンのパターンだと思っていた。様々な不安要素からプレッシャーがかかり、SPでミスをし、それによって吹っ切れてフリーは良い演技ができるという形。それでも十分すごい精神力だと思うが、ここまでなら過去にも何人もいる。

だが、彼は違った。SPを観て恵はぶったまげた。放心して「ありえへん」と呟いた。「ほんまに怪我してたんか?」と。が、実際、非常に怖いコケ方をしているのを見ているし、前哨戦を欠場してぶっつけ本番で五輪に臨んでいるし。。。

恵には、今回の五輪は羽生君のあのSPを観られただけでもう十分過ぎるぐらいのものとなった。ラグビーW杯の南アフリカ戦と並んで、これからの残りの人生で、後何回観られるかというぐらい凄いことだったと思っている。




恵は随分前からフィギュアは観ているのだが、他にも結構何でもスポーツなら観る。自分が齧った空手・ボクシング・キックボクシング・MMA(総合格闘技)などの格闘技は勿論、サッカーは男女ともアンダーの試合でも観るし、「嫁の胸を大きくする試み」で書いたように、水泳は全日本選手権に出場するレベルの知り合いが多いこともあってテレビ放映されていれば、カテゴリーが何であれ観る。

テニスはマッケンローとコナーズのウインブルドン決勝で感動してから見続けていて、そのせいもあって娘は小学生の頃からテニスを始め、高校はテニスの強豪校へ進学し、社会人になった現在もまだ続けている。もうすぐ結婚して関西を離れるが、既に次に住む地域内でテニスを続ける方法を模索している。



実はこのブログに何度も登場している嫁も、バレーボール、ソフトテニス、フィールドホッケーと学生時代スポーツをよくやっていた人間で、恵と同じくジャンルを問わずスポーツをよく観る。中でも恵のせいで格闘技の観戦歴はかなり長く、MMAでグランドになっている両者の優劣まで分かるようになってしまっている。ボクシングなどは会場まで何度か一緒に観に行ったこともある。

息子は中学時代野球部だったが、恵のもう一つの大好きなものである音楽の方に熱中していて現在はスポーツはやっていないが、それでもWBCなどは恵と一緒にずっと観ていたし、五輪や格闘技も観られる時は観ているので、やはりスポーツ好きである。つまり、恵の家族はみんなスポーツ好きなのだ。

 

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ここで一つ断っておくが、家族がみんなスポーツ好きになるように強制したことはない。娘がテニスを始めたのも「やるか?」「うん」だけだった。後は娘が勝手に続けている。

当然、中学までは親が試合に連れて行かないといけないので、恵が全ての試合について行っていた。が、それは恵が試合を観たいということの他に、会場が車で行く必要がある場所が多く、運転をあまりしたがらない嫁では無理だということもあった。その証拠というか、親同伴義務がなくなった高校からはほとんど試合を観に行っていない。高校の最終戦に一度行ったきりで、それ以降は一度もなし。

娘の戦績はそれほどたいしたものではないが、それでも長年テニスを続けてきたお陰で、就職氷河期と呼ばれる時代に大手に就職することができた。その企業が体育会系の人材を好む傾向にあったためだと思う。




かなり前置きが長くなってしまったが、現在、体育会系の人材を欲しがる企業は多いと思う。なぜなら、新入社員の離職率が3年以内に3割とも言われているからだ。

恵はそれが悪いとは言わない。皆それぞれ考えがあるし価値観も違う。それはそれで良い。が、企業からしたら、費用や時間をかけて育てた人間が辞めてしまうことは当然大きな痛手だから、「辞めない」「根性・熱意のある」人材を欲しがるのもまた当然なことだと思う。

また、企業側からすれば、たとえ辞めなくても「とにかく時間だけを潰して給料がもらえれば良い」という人材より「やる気のある」人間が欲しいのも当たり前。そこで「体育会系」ということになるのだ。




「文系の人間は長続きしないし、熱意もない」と言っているわけではない。当然、中にはすごくやる気があって有能で根性もあり辞めない人間もいることだろう。ではなぜ企業が体育会系を欲しがるのか。それは確率というか実績の問題だと思う。

スポーツは、それを続けていくだけでもかなりの熱意と根性がいる。様々な場面で競い合って挫折を経験してもなお挑み続けるほどに。

バーベル・魔法の道具」で書いたが、恵は某フルコンタクト系の空手の黒帯を持っている。そんな大したことだとは思ってはいないが、それでもその経験で上記のことがよく分かるのだ。

なんせ、始めた当初はこちらが大人であろうと中学生の「先輩」にいいように弄ばれる。高校生のヤンキーなどが1日でほぼ全て辞めてしまうのも、それが一番の理由だと思う。プライドが傷つくのだろう。

恐かったり痛かったり、しんどかったりプライドが傷付いたり……そういうことに打ち勝つほどの熱意がないと続けることはできない。




だから恵は、スポーツ選手全員をリスペクトしている。それがたとえ子供であろうと。ただ、だからと言って、そうじゃない人間がダメだとは思わない。それも特徴だし、また恵にとっての剣道のように、自分に合った競技をたまたまやらなかっただけかもしれないから(詳しくはバーベル・魔法の道具をご参照ください)。

それでも、恵には体育会系の人材を欲しがる企業の気持ちは分かる。恐らく恵と同じように、まず第一にスポーツマンが好きなのだと思う。その上、スポーツを続けてきた者というのは、サラリーマンになってから出くわす困難に立ち向かい、それを克服できる可能性がある人材なことを既に証明しているわけだ。欲しがらないわけはない。

まあ、これらの考えはあくまで推測でしかないが、とにかく体育会系の人間を応援し、体育会系の人材を欲しがっている企業を援助するエージェントサービスを見つけたので、その広告を貼り付けておく。体育会系の人で転職を考えている人は一度、サイトを覗いてみてほしい。




誰でも自分に合ったところで働く方が何かと良いと思う。まずは売り手と買い手の要望が一致した会社に転職してほしい。その方がうまく行く確率が増すから。たとえ体育会系であれ、自分に合わない所で働くことはすごくしんどいことだと思うので。



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