【競馬】そのレースに強い騎手を見つけ、単勝1点で狙う

父ちゃん、競馬当たった時ぐらいは
ええ肉食べさせてえや。。。

 

これは通常の「皐月賞に強い騎手」「東京のマイル戦に強い騎手」などと言う意味ではなく、「日曜の12Rに強い騎手」や「土曜の10Rに強い騎手」という意味である。

前者の方は皆よく知っていて研究されているので、既にオッズに反映されている場合が多く旨味が少ないが、後者の方はそうではなく、結構おいしい場合も多い。

 

 

「そんなデタラメな。日曜の12Rと言っても芝・ダート・距離も様々なのに」と言われるかもしれない。確かにそう。芝の2000mの時とダート1200mでは全く違う。ただ、その辺も加味して絞り込めば、余計にその騎手が連対する可能性の高い時を判断できると思う。

恵は裏事情をよく知っているわけではないが、どのレベルの馬に乗せてもらえるかは人それぞれで、その時の騎手の状態や実績でも変わってくるのだと思う。だから、重賞やオープン特別ではあまり良い馬に乗せてもらえないが、1000万下や1600万下ならそこそこの馬に乗せてもらえるなどもあるだろう。

ただ、それで1番人気や2番人気になるような馬だと、こちらからすれば旨味がない。だから、「中途半端な馬が激走する時によく使われる騎手」という項目も、先ほどのポイントに足して考えるのである。




もう既に引退している騎手で言うと(現役選手についてはラストに書く)、20年ほど前だと思うが、田原成貴という騎手が、一時期「10Rに強い」ということがあった。確か、レース中に無理をさせて良い馬の脚を折ったかなんかで、少し干され気味だった頃のことだと思うが、随分以前のことだし、詳細はこの話に関係がないのでいちいち調べることはせずにおく。間違っていたらゴメンない。

とにかく、メインレースではあまり良い馬に乗せてもらえない時期だったようで、その頃、9Rか10Rのどちらかで連対することが多かった。そのうち勝つレースの多くは10Rで、単勝10倍台だったと記憶している。そして、9Rで2着になった時は10Rでは来なかったと思う。

これ、もし間違っていても良い。というか許して。恵とすれば、これが事実としっかり合致しているかということより、「これからのヒント」にしてほしいだけだから。

恵は当時も今も、このやり方についてデータを取って分析したわけではなく、「今日は田原、9Rで来ぇへんかったから、10Rで来る確率高いなあ。この馬でこのオッズなら1着かなあ」という程度で賭けていて、結構当たっていた。



どちらかというと田原に関しては、大穴狙いではなく、「単勝10倍台の時、1点で単勝を狙う」という形で買っていた。自分の本命が単勝10倍台の場合、今なら馬単で人気線に、馬連で人気薄に流し、3連単の頭にして……などという買い方をするが、当時はまだ馬単・3連単はなかったと思うので、単勝買いが一番儲け易かったのだ。

「たった10倍ぐらいじゃあ」という人がいるだろうか? 恵は単勝10倍は非常においしいと思っている。確かに資金が少ない時にはあまり大きくは勝てないが、よく考えてみてほしい。

連対することの少ない単勝40倍ぐらいの穴馬から人気上位に7点馬連で流し、3点馬単を買って、3連複を2点、3連単を4点買っただけで16点となるが、それで1番人気との馬連しか取れなかったら、だいたい100倍前後だろう。これを資金1600円で1点100円買いだと1万にしかならない。だが、単勝10倍に1点1600円で買えば1.6万である。




恵も大穴狙い派なのであまり人のことは言えないが、「万馬券を取る」と言っても、穴狙いの場合は購入点数が多くなりがちで、その分資金もばらまくことになる。1レースでの資金もそうだが、それを多くのレースでやってしまうので、どうしても1点の金額はミニマムになることが多い。つまり100円。

たとえば、1レース15点で1500円使って、それで10レース内に一度万馬券を取ったとしても150倍までなら元返しだ。当時の田原は10レースも待たなくても単勝を取れたのだ。しかも、恵は来そうか来そうでないかで買う金額を変えていた。

その日、田原のオッズが9Rが単勝25倍で10Rが5倍以下や20倍以上の時は、9Rで馬連だけ狙っていた(記憶違いは無視して)。田原は10Rで10倍ぐらいで勝つことが多く、逆に5倍以下という人気の時や下位人気の時は来なかったからだ。そして、そういう日は9Rで2着していたのだ。

そういう買い方だったから、数回に一度、10Rを単勝10倍ほど田原で当てていたのだ。もし、こういう狙いができる騎手を見つければ、下手な穴狙いより儲けられることはもうお分かりだろう。

だいたい、先ほどの例のように10レースに1度平均で大穴を取り続けている人は少ないと思う。土日の東西のメインを買っただけで4レースである。3場開催や4場開催の時は6~8レース。つまり、メインしか買わない人でも2週に1回ぐらいは大穴を当てていないと「10レースに1度」とはならないのである。恵も含め、ほとんどの人は何十レースに一度平均となっていることだろうと思う。

当然、今は馬単や3連単があるので、「当たった時大きく。宝くじのようなつもりで買う」というのはアリだと思う。いや、当然、人の好き好きで何でもありだが、こと儲けるということなら、「単勝10倍ぐらいで狙える騎手・レース」があると強いということ。

同じく、引退した騎手で12Rで連対することが多かった時期がある騎手に菊沢(関西の方)がいる。

 

 

最後に現役騎手を2人だけ挙げておく。但し、最近はもう「この法則は当たりにくくなっている」ことを付け加えておく。

12Rの和田竜二と、重賞で見落とされがちな時の蛯名正義である。

これは文字通りこのままで、ミッキーロケットで久々にG1を勝つまで、和田は12Rで穴をあけることが多かった。恵が狙うのは単勝10番人気以下の時だけで、人気している時は買わなかった。だいたい30倍ぐらいが狙い目で、この辺りまでなら単勝や馬単、3連単も狙った。人気している時やかなりの下位人気の時は来る確率が低く、40倍を超える時は2・3着と見なして買っていた。時々はそれでも1着に来たけど。

蛯名は近年重賞で6~8番人気ぐらいで1着することが結構あった。この辺りの人気馬は結構見落とされるのだ。特に穴狙いだと10番人気以下から1~5人気に流すなどで外れるし、たとえ6~8人気まで流しても、確か穴馬とはあまり着ていないので外れることが多かったはず。

本命派は当てているかもしれないが、こちらは元が取れているかどうか。1~5人気の中で「どれが勝つか」という見方をしていて、そこから流すので馬連しか取れないからだ。

だが、「重賞6~8人気の時の蛯名1着」ということを頭に置いていると、単勝や馬単、3連単で狙えるのでかなり旨味がある。たとえ単勝と言えど、6~8人気だと20倍を超える場合も多く、穴狙いよりかなりおいしい。

たとえば、皐月賞の時のディーマジェスティを1着狙いだった人はどれだけいらっしゃるだろうか? 恵は狙った。

これを単純に「連対候補」として馬連で狙った場合、マカヒキ以外にもサトノダイヤモンドやリオンディーズ、エアスピネル、ロードクエスト、マウントロブソンと結構気にかかる馬がいて、6点買っただけでも結果馬連62倍ぐらいだったので、10倍にしかならない。「ディーマジェスティだけから流しても」である。そして、単勝は31倍ほどだったのだ。




宝塚の時のマリアライトはもっとで、相手が1番人気のドゥラメンテだったため、馬連は24倍ほどだった。で、単勝は25倍である。

馬連1点で取っていればほぼ同じだが、人気線にキタサンブラックをはじめとして、ラブリーデイ、ステファノス、シュヴァルグラン、アンビシャスがいて、激走しそうな穴候補にはサトノの2頭やラストインパクト、ワンアンドオンリーもダービー馬だし、カレンミロティックは時々大激走するし、、、などと言っているうちにすぐ10点ぐらいになってしまう。

資金均等割りで馬連に賭けていた場合は、10点だとたった2.4倍にしかならないのだ。これならほぼ一本被りの1番人気が1着しそうな時にそれを狙った方がましである。

しかも、これは「マリアライト1頭だけから流した場合」である。あの時の宝塚で「マリアライトが絶対連対する」と思った人がどれだけいるかということである。そう思っても2.4倍なのだ。

だが、恵が言うように「重賞6~8人気の時の蛯名1着」ということが頭にあれば、「あ、蛯名8番人気か。来るかも」という感じで単勝買いや馬単狙いができるのだ。それだけで25倍(単勝)。




もう分かって頂けたであろうか。。。と、偉そうなことを言っているが、恵も大穴狙いがほとんどで、「これが入れば何百万」だとかいう宝くじ買いもよくするし、バラまいてもいる。ただ、今回紹介したような「パターン」を見つけた時は、結構ちょこちょこ当てて潤っていたのだ。

だが、蛯名も引退が近いようで少し元気がなくなってきているし、和田は書いた通りG1に勝ったので、これからはメインでの活躍が多くなるだろうから、また誰か他の騎手でこの「パターン」を探さなければならない。

皆さんも、これを参考にして誰かの何かのパターンを見つけてくれると、書いた甲斐があるのだけどね。

 

 

 

覚えておいて損はない 穴馬の見つけ方と荒れるレースの見分け方

カテゴリー・競馬

目次へ