木造2階のホームジム・その後(1年経過)

おまえ、腕(前足)でもどこでも擦ったると
トロ~ンとなるのな。。。

 

以前、自宅にホームジムを作ったことを「築30年近い木造の2階にホームジムを作った」に書いたが、あれから1年が経過したので使用感など追記しておきたいと思う、、、とはいえ、それほど何も変わったことはない。ただ、恵のホームジムを(部分的にでも)真似てジム作りを考えている人がいるかもしれないので、「ここはこうした方が良い」「これはこうすべきだった」など、幾らかの修正点を挙げたいと思ったわけである。

 

 

まず、一番注意して頂きたいのは、「敷物」である。

恵はフローリング床の上に2cmのEVAジョイントマット、1.2cmの構造用合板、その上に1cmのジムマットを敷いている。理由は先のページで詳しく書いたのでそちらをお読みいただきたいが、このセット、ほとんどの場合には良いのであるが、唯一困るのはスクワットの時である。足元が不安定で高重量でし辛いのだ。

 

 

担ぐ重量が180kgぐらいから脚がマットに埋まるような感じでうまく歩けない。ラックから外してバックステップし、終わったら前進してラックに掛けるわけだが、それがし辛い。また、恐らくは一番下の2cmのジョイントマットのせいだと思うのだが、スクワット動作中も前後左右に足裏が傾くのを止めながらという感じになる。ぐにゃぐにゃした感じ。これは結構しんどい。

以前、恵が行っていたジムの床はフローリング上に硬くて厚いゴムラバーが敷いてあるだけだったが、220kgを担いでも普通に歩けたし、動作中にグラグラすることもなかった。だから、この「敷物」だけは恵のをそのまま真似ずに、少し考えてみてほしいと思う。

ただ、一番上に敷いているジムマットは非常に優れたものだと思う。1cm中、上部の1~1.5mmが滑りにくいゴムラバーでできていて、その下がクッション性の高いEVAでできている。ホームジムの方々の多くが苦労されていた「一番上の敷物」としては最高だと思う。

 


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なので、もし合板で重量分散する必要がない、床材が割れるような心配などがないという方の場合は、フローリングの上にそのままこのジムマットを敷いただけで良いのではないかと思う。動作中、滑ることもないと思うし、それなりのクッション性もあるので。

恵と同じようにそれらの必要があるという方の場合は、フローリングと合板の緩衝材をもっと硬いものにするか薄いものにした方が良いのではないかと思う。

一番簡単な方法は恵の使っているEVAマットを2cmから1cmのものに変えるというものである。恵のセット(EVA2cm+合板1.2cm+ジムマット1cm)でも140~150kgまでならそれほどし辛くもないので、200kgオーバーを担ぐつもりがない方の場合は、それで十分いけるのではないか。

 


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とはいえ、スクワット時は足元がカチッとしているに越したことはないので、そう思われる方は、床と合板の緩衝材を厚みのない硬い敷物にする必要がある。

恵が今考えているのは、これ。クッションフロア。

 

 

これ単体だとズレやすいのだが、重いもの(合板・パワーラック等)がその上に載るので、そういうこともないだろうと思う。ただ、緩衝材は何でも良いのではないだろうか。とにかく合板でフローリングを傷つけなければそれで。

つまり、フローリングを傷つけないための薄くて硬い緩衝材、重量分散のための合板、滑らず踏ん張るためと多少のクッション性のためのジムマット。これで完璧ではないだろうか?

まあ、そう思いながらも、ものぐさな恵にとってはパワーラックなどを下ろして敷物を取り換えるのはとんでもなく面倒臭く、そのため、いまだにグラグラしながらスクワットしているのだが、、、だからこそ、「これからの人」はこの点に注意して選択して頂きたいと思うわけである。

 


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次に、これはたいしたことではないが、パワーラックのバーフック奥にバーベルバーが当たって塗装が削れて粉が出るという問題が発生したため、ジムマットの余りを抵当に切って貼り付けた。

 

 

これはバーベルバーに滑り止めのローレットが刻まれているために起こった現象だから致し方ないことで、バーベルのせいでもパワーラックのせいでもないわけだが、ガチャンという騒音緩和のためにもそうした。結果、音は静かになった。が、今度はジムマットが削れて粉が出るようになった。。。まあ、これはしょうがないね。。。。ちなみに、使った接着剤はこれ。

 


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恵はこれを元々ビニール同士をくっつけるために持っていたのだが、EVAと金属も簡単にくっついた。パワーラックを所持している場合、セーフティーのラバーがめくれてきたりもすると思うので、これ1つ持っているとなかなか重宝するのではないかと思う。

 

 

後、つい最近、片側のバーフックが落ちるという現象が起きた。この時はパーシャルでベンチプレスをしていてセーフティーを最上段、バーフックとくっつくぐらいまで挙げていたのだが、180kgのバーベルをラックに戻した際、バーフックの片側がセーフティーまで落ちたのである。

ええっ! 一年でもう壊れたんか?

と焦ったが、何のことはない、単にネジが緩んでいただけであった。

 

 

このポップピンのところのネジ(ボルト?)がかなり緩んでいたため、ピンが支柱の穴にしっかりと掛からず重みで外れてしまったようである。締め直すとまた元通り問題はなくなった。ここは元々購入時から締まっていたところなので、ケアしてなかったためのトラブル。これもパワーラックのせいではない。恵のせい。

念のため他の箇所(バーフック3個、セーフティー4個)のポップピンも調べたが、どれも緩んではいなかった。なぜか、1本だけユルユルになっていた。いつからなのかは分からないが、恐らくは使っているうちに緩んだのだろう。

ただ、それほど心配しなくても良さそうではある。手で回らないぐらい締まっていれば問題ないと思う。その1本はほとんど抜け落ちそうなぐらいまで緩んでいたので。それでも気付かず180kgを掛けていた(掛けても落ちなかった)ぐらいだから。

まあ、そうはいっても命に係わるかもしれないことだから、定期的に点検することをお勧めする。恵もそうすることにする。

 

 

とまあ、1年間、週2~4回でトレーニングし続けてきて、気になったのはこれぐらいである。

ちなみに、前回自宅トレーニング開始当初パーシャルベンチで160kg、ベントオーバーローイングで180kgまでしか扱っていないと書いたが、今はパーシャルベンチで180kg、ベントオーバーローイングでは220kgまで使っている。

なんでこんな話をしているかと言うと、使っているリーディングエッジのベンチの強度と木造2階という場所の問題があるからである。

前回書いたことだが、ベンチがマルチポジションでデクラインまである折り畳み式のため、耐荷重近くの高重量を扱っている時に壊れたら頸椎がやられる心配があるということと、200kg以上のベントオーバーローイングで反動を使った場合、足裏下2点にかかる負担がかなり大きくなり床が抜けないか心配だったため、その重量までにしていたわけである。

で、今はと言うと、、、やはりパーシャルベンチはまだ少し怖い。だから180kg までにしている。それでも恵の体重と合わせると耐荷重まで30kgぐらいしかないので。何かある、と言うわけではない。100kgでも180kgでも同じようにぐらつきもしない。ただ何となくである。これはやはりベンチの作りからの不安である。

 


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恵の使っているリーディングエッジのマルチポジションベンチの頭側の足元はこうなっている。

 

 

が、実はこれ、下の画像を見てもらえば分かると思うが、何のフックもないところに乗っかっているだけなのだ。

 

 

まあ、三角形になっていて、力学的に大丈夫なのだろうが、実はこの支えの上側も、、、

 

 

支えとなる金属板に薄い2本の刃を引っ掛けてあるだけなのだ。しかも内側。外側でなくて意味があるのだろうか?

つまり、この三角の形状に従って(この形状の力で)金属板で直接ベンチ板を支えているだけで、画像に見えるポップピンの所を除いては、どこにも固定された部分はないのである。金属板とベンチのところも「カチッ」と嵌るというような装置もフックもなく、単に「当たっている」だけ。

もう一度言うが、恐らくはこの形状・角度に意味があり、大丈夫なのだとは思うが、恵にはこれではポップピンの部分だけに全ての負担がかかるように思え、「そこが壊れたら終わり」と思えてしまう。

なぜ、フラット状態の時に引っ掛けるフックを付けなかったのだろうか? そうしてあれば負担は分散する。また、なぜ上部にも金属板が外に逃げようとするのを止めるフックを付けなかったのだろうか?

この答えはやはり形状にあり、下部も上部も力学的に「外に力が逃げないから」なのだと思う。実際、圧力をかけてみても、上下とも力が外側に向かう感じはしないのである。

ケドなあ。。。

何となく怖い。ただそれだけ。それだけで190kg、200kgと持つ気にはなれない。とは言いながら、それでも1年間、160kg~180kgを持ち続けても、何の問題もないのだけどね。。。

 

 

ベントオーバーローイングに関しても、よくは分からない。何となく慣れで「200kgオーバーでも大丈夫」と思えてきてしまっただけなのだが、実際、家が軋んだりすることはない。

ただ、たった5kgのプレートを落としただけでもかなり大きな音が階下でするという。嫁が言うには引きこもり犬・アンが恐れ戦いて飛んで逃げていたそうだ。

ああ、それで思い出したが、アイロテックのバーベルバーのプレートを掛ける部分には細かい溝が彫ってあるためかプレートがよく滑るので注意。付属のカラー(プレート止め)を使われることをお勧めする。

恵はあまりカラーを使わないが、バーベルの傾きが起こりやすいスクワット時には必ずつけるようにしている。理由は一度110kgの片側45kg分(バーだけで20kg)のプレートを全て落としてしまったからである。

これはベンチプレスの時だったのだが、挙がらなくなったバーベルをセーフティーからバーフックに戻すときに、雑に扱ったためあやまって片側がバーフックの下側に引っ掛かってしまい、手からバーが外れて片側はバーフック、もう片側はセーフティーとなって傾き、抜け落ちたのである。

この日は階下にはアンしかいなかったので、あとで「どれぐらいの振動・音だった?」とは聞けなかったが、すぐ1階に降りてみると、アンが隣の部屋の端まで逃げて小さくなっていたことで、おおよその見当は付いた。

ごめんね、アン。。。。

 

 

とりあえず思い付くことに関しては全て書いたつもりではあるが、また何か気付いたことがあれば追記したいと思う。

 

築30年近い木造の2階にホームジムを作った

 

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