降圧剤はどれほど危険なのか

アンがこんな感じの時は
血圧が下がると思うけど、

こんな感じの時は上がるやろな。。。

 

前回の「日本人の3分の1が高血圧?」で降圧剤の問題点に触れたので、今回はそれについて書いてみたいと思う。

 

 

降圧剤に限らず、薬は「毒で毒を制す」いう部分があり、健康体の方にとっては害である場合が多いことは皆さんご存知なことだと思う。その点が栄養補給に当たるサプリメントとは違い、気を付けるべきところだ。

勿論、高血圧はサイレントキラーと呼ばれる自覚症状のない怖い病気なので、血圧があまりにも高い人は医師の診断を仰がれることをお勧めするが、ただ、注意して頂きたいのは、血圧を下げる薬である「降圧剤」に関しては、様々な副作用の危険性が指摘されていることだ。

その第一のものは「免疫反応の低下」。

現在の降圧剤の主流はカルシウム拮抗薬やARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)というものだが、これらの薬剤には炎症を抑える作用がある。

これは一見良いことにように思われる。炎症というと何か悪いことが起こっているように我々は感じてしまうので、そう思われるのは当然である。ただ、実際には炎症は免疫反応の1つで、傷を治したり、体内にできた異物や病原体から身体を守る自浄作用のようなものなのだ。

風邪を引くと熱が出る。鼻水が出る。それらも実際にはウイルスや細菌を殺そうと、体外に排出しようと身体が頑張っているのだが、我々はそれが辛くて薬を飲んで熱を下げ、鼻水を止める。

風邪にはいまだに特効薬がなく、日にち薬(過ぎ去るのを待つしかない)なので、それらの症状を緩和しているに過ぎず、薬で風邪のウイルスを殺しているわけではない。だが、もう既に熱を下げ鼻水を止めることが当たり前になっているために、「炎症を抑える」というと良いことのように感じてしまうのだろう。




また、確かに良い面もある。免疫は暴走しやすく、実際に風邪のウイルスを殺す前に人間を熱で殺してしまいかねないという部分もあるので「免疫反応の抑制」が悪いとも言い切れない。

どちらが正しいということでもないと思うが、ただ、問題なのは、これらの降圧剤を飲むとその免疫反応が起きにくくなる可能性があることだ。そして、もし免疫反応が正常に働かなくなった際に懸念されるのは「ガン」や「敗血症」などの死に至る病なのである。

ガンは言わば体内にできる異物で、免疫が正常に働いていれば、仮にガン細胞が生まれても小さいうちに排除できるが、上記の降圧剤を飲んでいた場合、免疫が抑制されてしまい、ガンを発症するリスクが増すと考える医師もいる。

また、敗血症も感染症が全身に広がって死に至る免疫不全によって起きる病気なので、降圧剤による免疫系の変化が影響することが心配されている。

 

 

他にも、高齢者が薬で血圧を無理に下げた場合、脳に酸素や栄養が行きわたらず、認知症になりやすいという説もある。

極めつけは「降圧剤を飲むと脳梗塞になりやすい」という説だ。

高血圧なために脳梗塞になることを阻止するために降圧剤を飲んでいるにもかかわらず、脳梗塞になるなんて非常に馬鹿げた話のようだが、それを指摘する医師や薬剤師の方の説にも結構な説得力がある。

簡単にご説明すると、脳梗塞は脳の血管に血栓が詰まり、その先の組織に酸素や栄養が行かなくなることで様々な障害が生じる病気だが、脳の血管に血栓ができること自体は珍しくないことで、これがそのまますぐに脳梗塞につながるわけではない。血栓ができても、人体は血を送り出す圧力を高めて血栓を押し流してしまうからだ。血栓ができると血圧が高くなるのはそのためなのである。

ところが、それを降圧剤で無理に下げてしまうと、血栓を押し流せなくなってしまい、そうなると血栓が停滞して肥大し、血管を完全に詰まらせてしまう。その結果、脳梗塞が起こりやすくなるというのだ。

「じゃあ、どうすれば?」

確かに。降圧剤の危険性を気にして高血圧のままでいると、今度は脳出血など他の病気を発症する可能性も否めないので判断は非常に難しいところだと思う。

そこで恵は「折衷案」としてサプリを選んだ。もう一度言うが、かなりの高血圧の人は医師の診断を受けられた方が良いと思う。が、恵は自分ではまだそこまでは、と勝手に判断して、ウエイトトレーニングと有酸素運動の再開と、前回お勧めしたこれを飲んでいる。



理研の「わかめペプチド粒タイプ」。

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また、高血圧に関することは、「日本人の3分の1が高血圧?」に書いているので、そちらをお読み頂きたい。

参考までに恵の血圧を記しておく。

最悪の時は上が180オーバー、下は120オーバーだったが、少しの期間有酸素をしてからもう一度測ると上が150ちょい、下が110ちょいぐらいになっていたので、上記のように降圧剤ではなくトレーニングとサプリを選択をした。

これでもまだ十分正常値をオーバーしているが、おそらくこれからもっと下がっていくと思う。

 

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