BABYMETALは良い。
非常に良い。曲も演奏もダンスもコンセプトも全て。あれほどクオリティーの高いバンド（ユニット）は今世界中探しても他にないのではないかと思うほど。
恵はバリバリのオッサンだが、恐らくオッサンだからこそ、その良さを実感するのかもしれない。我々世代の方が今の若い人たちよりメタルを聴いてきていると思うからだ。
本当はBABYMETALというのは前の女の子3人のユニットを指すようなので、タイトルを（神バンド込）とした。彼らがいなければベビーメタルは成り立たないと思うからだ。
確かにコンセプトや楽曲、歌、ダンスだけでもそれなりに人気は出たと思うが、これほどまで世界で持て囃されることはなかったと思う。それぐらい神バンドの演奏力は高い。有名ではないが実力は日本トップクラスを集めていると思う。
近年、世界を席巻したメタルバンド・ドラゴンフォースに楽曲提供されたのは、彼らの実力があってこそだと思うし、また、彼らでなければドラゴンフォースの曲を持て余すことなく演奏はできないと思う。
バリバリのメタル演奏にSU-METALの張りのあるボーカル、そこに外れたような音程で歌いながら舞う天使の2人が味を増している。アイドルがあまり好きではない恵にとっても、前の3人の存在も非常に魅力的である。
このバンド、とにかく、音と歌とダンスが一見アンバランスでありながら、非常にバランスが取れている。こんなのは今まで見たことがない。
ふ～ん、アタシにとっては、
バースデイよりは寝やすいけど、
浜省よりはって、とこね。。。
とにかくチバさんの声聞くと
寝付けないの、アタシ。。。
さっき、「BABYMETALには神バンドは必須」と言った。が、その逆も同じ。神バンドの演奏技術だけでも世界的にすごいとは思われただろうが、やはり前の3人、曲、ダンス、設定全て込みでBABYMETALだと恵は思っているし、どれが欠けてもメタリカやジューダス・プリーストはじめ、多くのメタル・ロックバンドに認められることはなかっただろうと思う。
まあ、これを読んでくれている人の多くはベビメタファンだろうから、これ以上の説明は不要だと思うので、ここからはより一層個人的な意見に偏らせて頂くことにする。
上のことを受けて、まず一番に言いたいことは藤岡幹大さんの死についてである。大村孝佳さんと双璧を為すBABYMETALのギタリストだったが、天体観測中に転落したようで、それが元で今年1月に亡くなった。
う～ん、、、書いたはいいが、何とも言えん。まだ信じられん。歌と並んでギター音の好きな恵にとっては、前の3人に続いてこの2人がベビメタの代表格だったので。。。
また、恵はまだ新ギタリストでのBABYMETALを観ていないから余計に実感がない。恵はベビメタのライブには1度も行ったことがなく、WOWOWで放送されているものを録画して観ているだけなので、今年のものはまだ観ていないのだ。
「メタルバンドとして世界一良いと言いながら、なぜ行かない？」と訊かれると思う。確かに。その理由は恵はしっかりとオッサンなので、あのカルトの集会のようなコンセプトに合わせる自信がないからなのだ。
恵はThe Birthdayのライブでも、拳を突き上げたりするタイミングでいつも迷う。それをやると逆に我に返ってしまうのだ。やったりもするが、やらないで踊っているだけの方が入り込みやすい。
まあ、自意識過剰なんだろうね。誰も観ていないから気にしなくて良いことは分かっているが、要するに自分のイメージに合わないというかキャラに合わないというか。それを無理してやると意識がステージから自分に移ってしまうのだ。
だから、ベビメタのコンセプトに合わせる自信がない。だが、１人だけ「キツネ」をやっていないと周りが白けるだろうし。
バースデイの時、やりたくないのになぜ拳を突き上げたりすることもあるかと言うと、そうしないと周囲が白けるかと思うからなのだ。ふむむ、、、もしかしたら、拳云々ではなく、ライブ中にこんなことを考えてしまうから冷めてしまうのかもしれない。
今、ふと思ったが、恵のこの「不要な自意識」は、ベビメタのライブに行けば吹き飛ぶかもしれない。ベビメタライブに行くと半強制的にキツネをやらされる。いや、やらされることはないだろうが、恵の性質上、あの中に入れば周りに合わせてやる。キツネならキツネ、飛び跳ねたら飛び跳ねる。それを1時間もやれば、ライブでそうすることが「普通」になるかもしれない。つまり、それ以降、自意識なくそれらをできるようになるかもしれないと思ったのだ。
これを書いて本当に良かったと思う。俄然、ベビメタのライブに行く気になったからだ。実はずっと行きたかったのだ。だが、ライブはいつも嫁と行くが、嫁はベビメタは行かんだろうなあ。。。独りで行くか。。。
後、これは単なる恵の杞憂であってほしいが、YUIMETALの変化についてだ。
まず、プロデューサーのKOBAMETALの目の確かさに称賛を送らなければならないと思うが、通常、10歳前後の少女たちの将来の変化など予想が付かないと思うが、それが20歳前後となった今もコンセプトが壊れない状態をキープできているのはとんでもなく凄いと思う。
SU-METALの歌はより一層良くなってきているし、前の2人もいまだに天使感を醸し出せる可愛らしさとスタイルを保っている。
が、最近（2017年だが）、YUIMETALの表情が以前と比べ、またMOAMETALと比べ、少し暗いように感じる。MOAは相変わらず「ライブがこの上なく楽しい」という表情をして歌い踊っているが、YUIの方はそれに少し陰りが出て来ているように、あくまで恵には見えるのだ。
また、、、YUIのファンの人、ごめんなさい。怒らないでね。最近のYUIは少し太っているようにも見える。何か心境の変化があって、これらの変化が起こったのではないかと心配しているのだ。なぜなら、彼女がもし抜けるようなことがあったら、ベビメタは解散の危機に陥るからだ。
非常にシビアなことを言うと、ベビメタを世界的なユニットに押し上げた功労者の筆頭とも言える藤岡さんがいなくなってもベビメタは存続した。だが、前の3人はBABYMETALの顔である。彼女らの中から離脱者が出ても続けることができるだろうか？ YUIの代わりにたとえばRISAMETALとかAIMETALとかを入れて？ それであの天使感を、双子感を出せるだろうか？
まず言えることは「SU-METAL離脱なら解散」だろうということ。これは避けられない。スウなら解散、神バンドなら入れ替え。では、天使なら？ というところだ。
「干支を見る」を書いている恵なので、その観点から言っても、前の3人のバランスは良いと思う。華奢で綺麗な顔をしている割に、どっしりした感じがあり迫力ボイスの丑年のSU-METALに対し、前の2人は卯年のふわっとした雰囲気により天使感をうまく出せている。
「じゃあ、MOAと同い年を入れればそれでOKでは？」
そういうものだろうか。それで済むことなのだろうか。YUIMETALファン以外の人は、YUIが抜けても誰かを補充して存続してほしいと思うのだろうか？ それでチーム全体に陰りは出ないのだろうか。恵は藤岡さんが抜けただけでもBABYMETALの今後を少し心配しているぐらいなので。
ここまで書いてきて、YUIが抜けることが決まっているかのような書き方になっていることに気が付いた。申し訳ない。これは全くいらぬ心配の可能性の方が高い。
ではなぜこんな心配をしているかと言うと、それぐらいBABYMETALには少しでも長く続けてほしいと思っているからだ。元々はアイドル系だとは言え、今は日本が誇る世界的なメタルバンドだ。
かといって、このバンドの顔は3人の若い女性だから、男性バンドとは違い、そう長くは続けられないのかもしれない。これから恋愛・結婚という問題も浮上してくるだろう。正味の話をすると、コンセプトを変えなければ30歳を過ぎても前の2人は天使感を出し続けなければならないという問題もある。
では、やはり他のアイドルグループのようにメンバーを入れ替えて存続するのかという話になってくるが、恵はAKBなどのような大人数ユニットではないので、それはないと思っている。さっきも言ったようにスウが抜けたら終わりだろう。10年後にはスウが30歳でユイとモアは29歳。そこまで続けるだろうか。コンセプト的に後5・6年ぐらいで限界だろうか。
若い人たちは、恵が何を気にしているのか分からないかもしれない。いや、若い人というよりアイドルファンは、と言った方が良いか。
女性アイドルの寿命は通常短いので、そのファンの人たちは慣れているのかもしれない。が、恵はロックバンド好きである。恵がThe Birthdayのライブに行くことは「涙がこぼれそう」や「Zepp Osaka Bayside」、「UMEDA CLUB QUATTRO」などに書いたが、そのボーカル・チバユウスケは20代からプロとしてやっていて今年50歳だが、まだまだ続けてくれそうである。
また、恵は「浜田省吾」の30年以上前からのファンだが、彼は今年66歳になるが、まだバリバリの現役としてアリーナなどのステージに立ち続けている。
こっちに慣れている恵からすると5年、10年などあっという間なのである。そして、その観点から見るとBABYMATALの「寿命」はすごく気になるのだ。
まあ、そうは言っても、彼女らの活動歴は既に今や伝説となっている尾崎豊やBOOWYの活動年数に並んでいるのだし、、、仕方ないか。
オッサンになったのだな、やはり恵は。。。
そんな先のことは気にせず、今楽しめばよいのだ。それでこそロックだ。
ということで、一度真剣にBABYMETALのライブに行くかどうか考えてみることにする。我々世代も多くいると聞いているのでその問題はないと思うが、キャラ的な面がまだ少し心配なので、、、。
後、他に行ってみたいのはMintJam（ミントジャム）とGalneryus（ガルネリウス）とサカナクションかな。ミントとガルネリはギターが好きで、サカナは山口一郎の音の変態（こだわり）度合を知りたいから。どれもライブは良さそうだし。ガルネリはボーカルが小野正利でオッサンには馴染みがあるし。
みんな、ライブ行ってる？ 特に中・高年の方々、年を気にしてなかなか行けないという方は、恵のよく行くThe Birthday（ロックンロール・ロカビリー系）や浜田省吾（フォーク・ロック系）にまず行ってみては？ 年など気にせず楽しめることは、上記のリンクから飛んで読んでみてもらえれば分かると思うよ。
言うまでもなく、若い人も全く問題なく楽しめる。The Bithdayは、今でもRock in Japanなど多くのフェスに出演して、会場を盛り上げているぐらいだし。