覚えておいて損はない 穴馬の見つけ方と荒れるレースの見分け方

これも前に使ったが馬っぽいので。

 

もう24・5年前、ある雑誌に「10万馬券を取る方法」が書いてあった。WIN5まである今は10万馬券など毎日のように出るものとなったが、当時は3連複3連単さえない時代である。それに現在でも馬連で100円が10万になる馬券はそう出現するものではないし、取れるものでもない。それをある法則性で出現する時を見極め、馬券を取る方法を公開していたのだ。

 

 

もうかなり前の話なので、どれだけ細部まで覚えているか不安がある。なので半分は「恵の10万馬券を取るための視点」とでも考えて参考にしてみてほしいと思う。

10万馬券が出現しやすいレース

〇 1.5倍以下の一本被り(ダントツ1番人気)のいるレース。
〇 上位馬5頭全てに不安があり人気が分散しているレース。
〇 いずれの場合も16頭立て以上のレース。

これなら全部のレースじゃん、と言われそうだが、そうではない。レースで一番多いパターンは1人2.5倍、2人3.7倍、3人4.5倍、4人6倍、5人7.5倍、という風に序列に秩序のある形のものだ。それとは違い、オッズを構成する馬券購入者が軸に迷っているようなレースということだと思う。

一本被りの方は競馬は何が起こるか分からないということと、人気を集める馬がいる方が飛んだ時高配当が出やすいためだろう。16頭立て以上というのは、頭数が少ないと1000倍以上のオッズ自体がほとんどなかったりすることと、「紛れ」が少なくなるためだと思う。




まずは一本被りのレースの場合は、1.5倍以下の馬に武豊などの超人気騎手やアンチャン(減量騎手)が乗っている場合を狙う。武の場合は、当時の彼の連対率は凄まじく、そのため騎手のイメージが先行して人気している場合があり、そこまで人気するような馬ではない場合があるからだ。アンチャンの場合は単純にミスする可能性が高いためだろう。一本被りのレースの場合は2~5番人気から馬連10万を超えるものを全て買う。

また、この一本被りの時に飛びやすい(馬券にならない)1番人気は、

〇 前走との距離の違いが400m以上。
〇 騎手が乗り替わり、特に初乗り。
〇 過去に6番人気以下で連対している。
〇 牝馬である。
〇 休養明け。

など。



反対に、人気が分散している場合、これは1人4.5倍、2人4.8倍、3人5.6倍、4人6倍、5人6.7倍などの時のことだ。この場合は、下位人気から「激走馬」を探すのだ。探すポイントは、

〇 過去に6番人気以下で連対している。
〇 過去3走のうち、道中3番手以内で走っている。
〇 前走との距離差が400m以上。
〇 牝馬である。
〇 乗り替わり、特に初乗り。
〇 休養明け。

他にもあったような気もするのだが、残念ながら覚えていない。ただ、この6つが重要だったと思うし、この6つは今も恵が穴馬を探すときに利用しているポイントである。

そして、もうお気付きだと思うが、「ダントツ人気で飛びやすい馬」と「下位人気で激走する馬」の見分け方はほとんど同じなのである。要するに、良い意味でも悪い意味でも「人気通りではない結果」を産みやすい条件ということになるのだと思う。

人気分散パターンの時は、見つけた激走馬から10万馬券を全て買うのだ。

 

 

以上が恵が覚えている10万馬券を取る方法なのだが、当時、恵はまたすぐにこれを利用して馬券を買った。但し、10万馬券は取っていない。狙ったレースが11頭立てだったからだ。

ではなぜそのレース、秋分特別という荒れにくい900万下(現・1000万下)で試したかと言うと、それには理由があった。

その週は滅多に乗らない電車でどこかへ行く必要があり、暇潰しにこれも滅多に読まないスポーツ新聞を買って読んでいた。そこに「ノースフライト熱発」と出ていたのだ。

 

後にG1ホースとなるノースフライトはデビューからの2戦を9馬身差と8馬身差というとんでもない圧勝で飾っていて、ダントツ1番人気になることは分かっていた。そのノースフライトが熱発でしかも騎手は武豊だ。そこで恵は嬉々として週刊競馬ブックで登録馬の中から激走しそうな馬を探した。

1頭いた。ドラゴンルーブル。過去に6番人気から1着したこともあり、過去3走のうちに道中3番手以内で走っている。前走との距離差も400m。牝馬でもある。条件は全て揃っている。また、種牡馬を見るとラシアンルーブル。狙わない手はない。なぜなら、ラシアンルーブルの子は人気して飛んだり下位人気で激走したりと、人気通りに来ないことが多いことで有名だったからだ。

結果、単勝1.2倍というダントツ1番人気のノースフライトは5着に沈み、7番人気ながら単勝30倍のドラゴンルーブルは3番人気シマノヤマヒメの2着に逃げ粘った。馬連148倍。10万馬券には遠く及ばないが、11頭立てということと3番人気と7番人気の決着だったことを考えると非常に良い配当だと思う。



これは一本被りのレースパターンなので、激走馬を探すのではなく、2~5番人気から1000倍を超えるものを本来は買うのだが、11頭立てで1000倍を超える馬券が出ないかもしれないことを懸念して、恵はあらかじめ「分散型」の激走馬探しをして掛け合わせてみたのだ。1000倍を超える馬券があったかどうか覚えていないが、恐らくほとんどなかっただろうし、結果、激走馬と2~5番人気以内の馬の決着となり、その4点中心に買って厚めに取ることができた。

やっぱり競馬は面白い。やめられへんなあ。。。



次回からは、また陰謀馬券やまどろみ馬券で取った話や、2度1500万を取り逃した話などをしていきたいと思うが、後1つ、付け加えておきたいことがある。それは馬場変更に関すること。

これも穴馬がよく激走するパターンの1つだから、穴馬探しの時に先の6項目にプラスして考えてみることをお勧めする。特に(前走)ダート→(今回)芝の変更時は注目。

ただ、穴狙いだけではせっかく勝っても資金をばらまいてしまい、結局トータルで負け越しとなる場合も多いと思うので、ちょこちょこ稼ぐ参考として下記のページも読んでみてほしい。

単勝1点で狙う方法と、単勝10倍前後がいかに「おいしい馬券」であるかを数値化して表してある。

 

【競馬】そのレースに強い騎手を見つけ、単勝1点で狙う

 

※追記(2019/2/20)

今回ご紹介した馬券法を読んだ雑誌名は「競馬最強の法則」というのだが(後で思い出した)、その雑誌から誕生した競馬予想に特化したWEBサイトがあるようなのでリンクを貼っておく。興味のある方はまずは無料会員登録で試してみてほしいと思う。



 

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