小説

80年代の末期、恵は1年間だけ小説を書いていた時期がある。いや、今でも書いている、、、と言えるのかどうか、10年ぐらい全く書いていなかった時期もあるし、それ以後も書いては数年書かず、再開してはまた放置と、1作品で20年ぐらいかかっているものまである。つまり、今は滅多に書かないので、自分では「書いている」という意識があまりないのだ。

 

 

ただ、その年だけは思いっきり書いた。1年でおよそ10作品、1000枚以上。無謀にもプロになろうと思っていたのである。

投稿先をあらかじめ設定して尚且つ仕事をしながらだったので、この頃の平均睡眠時間は3時間ぐらい。毎朝、歯を磨くと歯茎から血が出て真っ赤になった。そのうち、車の運転をしていて赤信号に反応しなくなって慌てたこともあった。風疹になった。おたふく風邪にもなった。原因不明の41℃の熱も出た。

我ながら、ただのアホやな。。。



だが、そういう形ででもやらないと、恵は元来怠け者なのである。「それ以後」のようになってしまうことが分かっていたから無茶をしたのだと思う。止まってるか走ってるかしかなく、なかなか歩けないタイプ。

同じようなタイプの人、いませんか?

 

は~い! やっぱりアタシは父ちゃんの子やな。
アン♀ 推定6ヶ月時

 

作家になろうという気は、もう90年代半ばには失っていた。

ほんなら何で今でも書いたりするんやろ? プロにならないとしても、誰かに読んでもらわんと書く意味もあまりないのに。。。

このブログを始めて思い付いた。

ああ、ブログに書けばええんか。。。

ということで、突然、小説サイトを立ち上げることにした。

リンクを貼っておきますので、また暇潰しに読んでみてください。

 

漠田恵の小説

 

まずは、とりあえず完成している作品を数点アップするつもり。「あの1年」のものである。読み返してみると、所々時代を感じさせる箇所があり、現代版に修正しようかとも思ったのだが、「笑える」のでそのままにしようと思いなおした。

 

 

ただ、ここでお断りしておきたいことがいくつかある。

まず、「街の片隅で・・・」には地震のシーンが出てくるので、そのことに関して不快感を覚える方は読まないでほしい。これを書いた当時はまだ阪神淡路大震災すら起ってはいなかったので。。。

また、「街の片隅で・・・」と「ノクターン~逃れの果てに~」には全く同じシーンが出てくる。これは片方を書いている間に同一テーマの別バージョンが浮かんだことと、いずれも投稿用であったことに由来する。




あらすじ等はまた小説サイトの方に書くつもりだが、80年代末に商業誌に投稿して2次選考や3次選考に残った4作品と近年書き上げたもの、今書いているもの、これから書き始めるものなどを随時アップしていきたいと思っている。



あまり期待はしないでほしい。読み返してみて一言「ヘタクソ」。落ちたことがよく分かる。が、なぜ、過去の4作品を今更載せるかというと、選考に残ったということは「まだ人が読めなくもないもの」だということではないかと。それ以降の作品はどこにも投稿してはいないので、果たして読めるものなのかどうかすらわからない。そんな作品ばかりでは、もしかしたらつまらないサイトになってしまうかも、との危惧からの判断である。

 

文章書いてお金をもらおう♪

最高6億円くじ「BIG」が買える【Club toto】

 

まあ、とにかく、誰かが読んでくれて、内容的にではなくても、例えば、時代錯誤感であっても、楽しんでもらえたり暇潰しにでもなれば本当にうれしい。もう30年も前の話なのであまり参考にはならないだろうが、「へえ、この程度で一次二次審査は通るんや」などと、今から作家を目指す人の「やる気」に繋がれば本望である。

 

目次へ