毛染めについて(本当の無添加ヘナの購入方法)

恵は30歳前から急に白髪が出始め、30歳半ばには既に白髪染めをするようになっていた。髪が薄くなり始めた経緯については「動物とAGA、そして輪廻転生」に詳しく書いたが、髪の毛が細く弱くなった原因の一つには、この毛染めが関係しているようにも思える。

それで今回は、自然派の白髪染めに使われる「ヘナ」について書こうと思う。

 

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恵が30歳過ぎからインドに何度も行ったことがあることは「常識って何? その①その②その③不必要なものは必要な人に語学が堪能な人々」などに書いているが、その経験から、ヘナの存在は一応知ってはいた。

ヘナは「ヘンナ」とも呼ばれ、エジプト、インド、北アフリカ、イランなどの乾燥した水はけの良い丘陵に育つミソハギ科の常緑低木で、白またはピンク系の花をつける。最近はボディーペインティングなどに使用されるようになって、日本でもその知名度は上がってきているが、当時はまだそれほど有名ではなかったように思う。

だが、世界的に見るとかなり古くから髪・眉・爪・手足などの染色やペイントに使用されてきたもので、かのクレオパトラもヘナで爪などを染め、現代で言うマニキュア代わりとして使用していたと言われている。

じゃあ、なぜ今まで「自然派大好き人間」の恵がヘナを使っていなかったかと言うと、それはインドでヘナ染めをしたジイサンを見たことが原因となっている。

オレンジだったのだ、ジイサンの頭が。。。

「これは、ちょっと……」

そう思った。普通のジイサンだと思うのだが、異様にファンキーに見えた。日本で言えば内田裕也さんのような感じか。

 

えっ、オレンジ頭の父ちゃん?
想像もしたないわ。。。

 

ヘナの色素はローソンと言うオレンジ色の色素で、そのままではオレンジ色に染まってしまうのだ。そして、当時恵が聞いた噂では、「結局、黒く染まるヘナには化学染料が使用されているので無意味」だということだった。

インドのファンキーなジイサンと化学染料の噂、これらにより、恵の頭から「ヘナ」は消えてしまっていた。つい最近まで。

だが、少し前から嫁が髪が傷むという理由でヘナに興味を持ち始めた。彼女もインドに行ったことがあるのでヘナのことは知っていたが、当時はまだ彼女は白髪がほとんどなかったので、それほど興味があったわけではない。

ヘナに対してあまり良い印象がなかった恵は、しばらくの間適当に聞き流していたが、あまりにうるさく言うので調べてみると、あった。化学染料を使っていない白髪染めのヘナが。(ちなみに、こういうのをネットで探したりするのはなぜか恵の役割のようだ)



この「ピアオンライン」のヘナは、黒く染めるために天然のインディゴを用いていて化学染料は無添加なのだそうだ。また、それだけでなく、全ての化学物質を排除するために原産国であるインドと日本の両方で成分試験を行っている。

自社工場を持ち、インド現地社員在住で葉の収穫から製造までを行う「一貫製造」をしているのは国内ではこの「PIA(ピア)」だけなのだが、そこまで徹底するには理由があった。日本で蔓延する偽装ヘナの完全排除のためだったのだ。

 

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インド市場ではヘナは4等級に分けられ、葉の発育状態やカタチなどで業者間の取引価格が異なる。その違いが生まれるのは主に収穫地によるもので、肥沃な土地で育ったヘナは青く、より乾燥した土地で育つほど枯れ葉色になる。

つまり、枯れ葉色だと価格が低くなるため、それら乾燥した土地の収穫者たちは、葉をパウダー状にして工業用色素を混ぜて青々としたものにしてから市場に持ち込むことも多いそうだ。そうすると高級グレードのパウダーとの見分けは難しくなる。

当然、この「偽造ヘナ」に関してはインド市場の関係者たちは皆知っていることなのだが、そこはインドの商人。「見て見ぬふり」も横行する。それを何も知らない海外の業者が買っていくのだそうだ。ちなみにその何も知らない業者というのは大半が日本人と台湾人だそうだ。



インド国内において粉末化された偽装ヘナは、100gサイズの袋に充填してから日本へ輸出され、日本の業者はそれに日本語のラベルを貼りつけて販売するだけである。日本の業者としては無添加の上質なヘナだと思って買ったものを、日本で手を加えずそのまま販売するので「無添加ヘナ」だとするわけだ。

こういった流れにより、日本国内に「偽装ヘナ」が蔓延するらしいのだが、つまり、日本で「無添加ヘナ」として販売されているものの中には「偽造ヘナ」が多く混ざっている可能性が高いということだ。

恵は「これはたまったものではない」と思う。

「無添加ヘナ」のほとんどが普通の毛染めよりかなり高額だ。それでもヘナを使う理由は皆健康を考えてのことだろう。それに工業用色素? 何だそれ。何が入っているのだ? どういうものだ?

恵なら、そんな訳の分からないものを使うぐらいなら、国内生産の科学染料系の毛染めを使った方がまだ安心である。良くも悪くもインド人の「恐ろしさ」をよく知っているからだ。価値観や人生観どころか死生観まで日本人とは全く違うからだ。(この辺のことに関しては「常識って何? その①その②その③不必要なものは必要な人に語学が堪能な人々」を読んで下さい)

 

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ピアオンラインはこの問題を解決するため、葉の収穫から製造まで自社で行い、市場や業者を介さずに直接最高グレードのものを輸入している。それでもなお念のために(インド人のことをよく知っているのだろう)、生産地と日本の両方で成分検査を行っているのだ。

その成分検査についての証明履歴は公式サイトに列挙されているので、広告をクリックしてそちらで確認してほしい。



もしあなたが過去にヘナを使って物足りないと思ったことがあったのなら、もしかしたらそれは「無添加ヘナ」ではなく「偽装ヘナ」だったからかもしれない。偽装ヘナは化学薬品が使われていて健康に良くないだけでなく、低グレードの葉だから発色まで悪いのだ。

そういう人こそ、一度「ピアオンライン」のヘナで本物の発色や艶を体感して頂きたいと思う。

 

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