再び中島翔哉に期待する(後、忘れていた南野にも)

恵は今年3月に「中島翔哉に期待する」を書いて以降、過去記事で何度も中島翔哉のことに言及した。自慢ではない。これを読まれている方は皆同じ想いの方々だろうから。ただ、ロシアW杯が惜しまれて仕方がないだけだ。

 

まだ言うてんのかいな、父ちゃん。。。

 

確かに済んだことを言っても仕方がないが、やはり「中島さえ連れて行っていれば……」という想いは未だ消えない。「ロシアW杯が終わった」で書いたように、中島が出ていれば、日本はベスト4までは行ったのではないかと思うからだ。

まあ、しかし、恵が恨みを持っているのは西野監督よりどちらかと言うとその前の外人監督に対してだ。これも過去記事の所々で何度も書いたことだが、彼の起用が意味不明で、恵が期待しているリオ五輪世代をほとんどまともに使っていなかったのが一番の問題だと思う。確かに彼らは少し「青い」が、だからこそリオ五輪後すぐから使い始めてA代表に慣れさせる必要があった。

まあまあ、、、終わったことより、コスタリカ・パナマ・ウルグアイとのここ3戦である。

まず森保監督についてだが、初戦のコスタリカ戦を観て「なかなか楽しいサッカーをする」と思った。アジア大会の時は恵の期待するサッカーではなかったが、メンバーが違うとこうも違うのか、と思わせるぐらい良かった。オシム元監督の時と同じように全体がよく動くサッカーで観ていて面白い。

また、信じられないぐらい連携も良かった。まあ、これはスタメンにリオ五輪メンバーが4人いたこともあるが。

 

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実は、この記事はコスタリカ戦後すぐに書くつもりだったのだが、恵は文句の方が書きやすいようで、満足している時は筆が進まないのだ。今のところ森保ジャパンには非常に満足しているので、あまり書くことがないのである。

まあ、でも、中島翔哉関連で5つも記事を書いているのに、彼がブレイクした今、何も書かないというのはおかしいので、少しでも書いておこうと思い直した。

中島に関する恵の意見は、「中島翔哉に期待する」「ウクライナ戦を観終わって、改めて中島翔哉に期待する」「中島翔哉に期待していたのに……」「ロシアW杯 日本 金星発進」「ロシアW杯が終わった」にほんとに詳しく書いているので、そちらをお読みいただきたいと思うが、恵はリオ五輪のアジア予選ではじめて彼を見た時に「日本のサッカーが変わる」と思った。

W杯直前の2戦で初めて起用され、その実力を示したが、よく分からぬ理由でW杯には出られなかったことは皆さんもよくご存じだと思う。

恵が上記のページで何度も「中島さえW杯に行っていれば日本はもっと勝ち進んだ可能性が高い」と言い続けていたことを証明してくれるかのように、彼は森保監督になってからの2戦で(パナマ戦は不出場)、その絶対的な存在感をアピールした。

パナマ戦に出なかったことで、逆に彼の「必要性」を余計に明らかにできたとも思う。中島がいないと皆どこが中心かよく分からぬようで、やはり連携の点でかなりぐちゃぐちゃになっていたと思う。

森保監督は「中島が外れた時のフォーメーション」をバリエーションとしても試していたのだと思う。中島起用の時とは別のパターンを用意する必要性は当然恵も感じている。その場合、トップ下型のパターンが良いことも同意見。

が、恵は「いや、南野は好きにゴール狙わしたらんとアカンやろ」と思った。運動神経が良くてセンスが高く、反応・判断が早い南野ならトップ下でも、と思うのも分かるが、彼の良さは何と言ってもゴールを狙うアグレッシブさだからだ。




南野はAで長い間使われていなかったので、その存在すら忘れてしまっていたが、彼のことは10代の頃から知っていた。セレッソ期待の新人の頃だ。

ロシアW杯が終わった」で、恵がドイツ元代表のクローゼが好きなことを書いたが、南野はそのクローゼに近いタイプだと感じる。プレースタイルというより「意識」の点で。何としてでもゴールをと粘る姿勢が似ていると思うのだ。

彼はパス出しもうまいが、ただ、それは今のところ中島など「合う」人間との連携の時に限られるように思う。エリア付近で中島から出してもらい、中島に戻すなどの時に。

相手や距離、位置に関係なく出せる中島とは違うし、南野はそういう使い方ではもったいない。彼はやはり「点取り屋」が似合っている。だから、あくまで現在では、中島との同時起用がベストで、それならアシストにも回れるだろう。




ロシアW杯が終わった」で「もし中島がメンバーにいた場合、優勝も有り得た」というシュミレーション(妄想)を書いたが、冗談ではなく、中島だけでもベスト4、南野もいれば本当に優勝していた可能性は結構高いと思う。

それぐらい森保ジャパンになってからの3戦は素晴らしい。スアレス・ヒメネスを欠いているからとはいえ、W杯優勝国フランス相手にカバーニを欠きながら1-0の惜敗だったあのウルグアイを翻弄し続けていたのだ。

確かにウルグアイのゴールを狙う正確さには舌を巻いたが、しかし、それもほとんどセットプレーからのことであり、流れを作っての攻めでは圧倒的に日本の方が上だった。個人技でも、恵には日本の方が上に見えた。

既に皆そう思っているとは思うが、ゴリゴリのサッカーファンの方がもしかしたら「頭が固い」「固定観念が強い」かもしれないので、提案する。

みんなで「日本のW杯優勝を願おう」と。

無理じゃない。全然無理じゃない。無理だと思っているうちは無理なだけだ。だから恵は、日本人の意識を「無理」→「あり得る」→「いや、絶対優勝だ」と変化させたいのだ。

これはもう恵には普通のことだと感じる。あのロシアW杯での試合内容と、ここ3戦の代表戦を考えれば、もう「優勝を狙わないといけない」とさえ感じる。ウルグアイは過去に2度W杯で優勝していて、今も常に優勝を狙っている国だから。親善試合だとは言え、あの試合内容なら絶対狙うべきだ。




また、恵はなでしこを彼女らが北朝鮮代表に一度も勝ったことがない頃から観ているが、その頃、日本がW杯優勝するなどと誰が思っていたことだろう。それでも彼女らはそれをやってのけたのだ。

実際に男子が優勝するのはもっと難しいことだとは分かっている。W杯に出てくるチームはどこも本当に強いからだ。だが、日本はその大会で既に3度もベスト16に行っている。それも何十回も出て3度ではない。6回しか出てなくて3度だ。つまり5割の確率である。そんな国はとっくに強豪国であり、優勝を狙うべきなのだ、、、って、本当は恵も最近まで全く優勝できるとは思っていなかったが。。。

周囲にはいつも、「日本男子サッカーが強くなってほしい。女子は強いので」と言っていた。それぐらい男子が優勝することは夢のまた夢と思っていた。が、今は違う。ようやく恵も目が覚めた。

「もう優勝を狙っていい。狙わなければならない」と。

そう思わせてくれた選手がまず第一に中島であり、そして、南野である。ピークや怪我のことを考えると後4年は長いので、やはりロシア杯に彼らが出ていればとは思うが、もうそれは言っても仕方がないし、また、室屋や遠藤航など他のリオ五輪メンバー同士が、もう少し本格化するのを待つ必要も感じる。

中島・南野との連携の点では先輩格より今でも彼らの方が良いとは思うが、個人的にまだ、たとえば室屋は酒井弘樹を差し押さえて出場できるだけの強みに欠けるように感じるのだ。室屋は良い選手だとは思う。それは五輪の時から思っていた。が、まだ伸びしろがあるようにも思うのだ。それは遠藤や浅野、大島に関しても同じである。

ところで武蔵はどこへ行った?

 

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やはり、文句がない時は書けない。非常に内容が薄くなる。なぜなら、現監督の選手起用・戦略、代表選手、試合内容、試合結果にほぼ満足しているので、「良い」以外本当は書くことがないからだ。

せっかくこのページを開いてもらったのに申し訳ない。おそらくサッカー好きには過去の5つの記事の方が読み応えがあると思うので、そちらもちらっと覗いて行って欲しい。

ああ、女子サッカーも好きな人は「なでしこは長谷川唯と(ちょっと気が早いが)蔵田あかりに期待する」や「【なでしこ】アジア大会決勝を観終わって」も。

まあ、とにかく、今の日本代表はオシム監督の時以来の、メンバーなどを考えると、その時以上に期待できる状態にあると思う。そのことが非常にうれしい。

ただ、1つ気になるのは、いつも言っているようにサッカーは常に革新されていくもの、という点である。気合いや経験は別として、サッカー自体の質は下の世代に行くほど向上していくので、その世代をうまくいち早く取り入れ融合させたチームが勝つことは、ロシア杯優勝国のフランスのエースが、日本の堂安と同世代(1つ上)だったことでも証明されている。

またまたまた言ってしまうが、その点ではやはりロシアで中島・南野を使うのが最善であったということになる。その時ならビッグヒットしたことだろう。4年後だと「それが当たり前」になっているかもしれない。それが少し怖い。

それでも恵は彼らが4年後活躍することを信じるし、願っている。なぜなら、彼らがこれからも自己革新していってくれると思っているから。東京五輪世代にまだ堂安以外に良い選手が見当たらないのが気掛かりだが、次のW杯時、大迫や酒井がギリギリの年齢の32歳辺りで、柴崎や遠藤、大島などが30ぐらい。中島や南野、浅野が27、28歳。井手口で25、26。。。ふ~む、、ちょっと心配か。

でも、ロシア杯でも日本代表の平均年齢は非常に高かったが、敗因は以前言ったように「控えが使えないこと」だったから。次回は層がもっと厚くなると思うので、大丈夫かな。日本人の身体年齢は実年齢よりかなり若くなってきているし。。。




なんか、尻すぼみになってしまった。

いや、不安材料など、いつでもある。そんなことより、まずはできる限り日本が快進撃を続けることである。そうしていくうちに、第二の中島や南野も現れてくるだろう。どの国もそうして強くなっていっているのだから。

ジダン引退後のフランスはどうなるのだろうと思っていたが、早くもニュースターが誕生して優勝を遂げた。それもジダンの活躍があってこそのことだろう。そうして次世代が育っていく。

古くはメキシコ五輪の得点王で日本を銅メダルに導いた釜本邦茂。15で単身ブラジルに渡り、Jリーグの黎明期を盛り上げてサッカーを国民に定着させ、日本をW杯初出場に導いたキング・カズこと三浦知良。

近年ではローマのセリアA優勝に貢献して世界にその名を轟かせた中田英寿や、W杯3大会連続ゴールやセリアAの名門ACミランのエースナンバー10番を背負った本田圭佑など、日本もスター誕生と共に成長してきた。

恵は中島は彼らとは少し違うタイプだとは思っている。どちらかというとメッシのようなタイプだと。つまり、スター性というよりは、もっと技術的・質的に日本のサッカーを変革できる選手だと思うのだ。

いや、スター性がないわけではない。メッシもそうだ。こんなことをいうとメッシファンにも怒られるだろう。逆に「通には」メッシや中島の方がスターだとも言える。つまり、別のタイプということだ。

だが、こう書くとまた「じゃあ、中田や本田は日本のサッカーを変革できなかったのか」という話になるな。。。発言って難しいね。

まあ、語弊を覚悟して言うと、中島は過去のどの選手よりも日本のサッカーの質を向上させられる、と恵は思っている。冒頭で言った通り、それは初めて五輪アジア予選で彼を見た時そう思った。そして、それは今も変わっていない。

そして、今は南野というスター選手もいる。彼のスター性とプレーも下の世代たちの意識を変えてくれると思うので、そういう点では彼も変革者となれる人材だと思っている。

このまま南野が活躍を続けてくれたら、恵の好きなクローゼのような(南野のような)ゴール意識の高いフォワードが増えて行くかもしれない。そうなれば、当然、他のフィールダーの意識もそれに伴って上がり、アグレッシブな攻めが当たり前の日本サッカーとなる。

そうなったら、ええなあ。。。

そうなったら、たとえ負けてもそれほど気分が悪くなくて済むことだろう。当然、その時の監督の采配が悪くなければ、だが。佐々木監督時代のなでしこがそうだった。いや、高倉監督が悪いわけではない。大変な時に引き継ぎ、完全なる低迷からかなり盛り返してきていると思う。高倉なでしこジャパンの、これからにも当然期待している。




あかん。飲んで嫁に喋ってる時みたいになってしまっているので、そろそろ終わる。

やはり、サッカーネタは不満がある時に限るようだ。

 

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