以前書いた、「本当に今年、日本から救世主は現れるの?」が予想外に好評だったので、その時の持説のバックボーンをもう少し詳しく書いておこうと思った。
恵は幼少期からこういう話が大好きで、ネット時代になる前は、頻繁に本屋に行っては真っ先にそういう類のものが置いてあるコーナーに行き、まだ知らないことが書かれていそうなものを探して読んでいた。
この「救世主伝説」に関しても、恵の考えのベースになっているのはネットで読んだ事柄ではなく、随分前に読んだ2冊の本が基盤である。「やり過ぎコージー」でホピ族の予言やダニエル書のことを知った時、その本のことを思い出したと言った方が正しいかもしれない。
その2冊というのは、25年ほど前に読んだ「ユダヤの救世主が日本から現れる」(中矢伸一)とそれより前、恐らく30年ほど前に読んだ「大和民族はユダヤ人だった」(ヨセフ・アイデルバーグ)。この中からいくらかは紹介するが、全てを書くことは不可能なので、詳しく知りたい人は、本を購入して読んでみてほしい。
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このページと前回の「本当に今年、……」の両方を読むぐらい、このことに関心がある人には、この2冊、特に「ユダヤの救世主が日本から現れる」は是非読んでみてほしいと思う。今、これを書くために少し読み返してみたのだが、その序章からして興味をそそられると思う。
「ユダヤの救世主が日本から現れる」は、日ユ同祖論・失われた十支族・竹内文書・日月神示・天孫降臨・天皇家のルーツ・ユダヤ経済・フリーメイソン・シュメール文明など、世界の謎とされるあらゆることに言及していて、それらがすべて繋がっているのだ。
中でも恵の興味を引いた事柄をいくつか挙げる。
現在1500万人しかいないユダヤ人の90%が聖書に書かれている本当のユダヤ系ではなく、後にユダヤ教に改宗しユダヤ人を名乗っているだけのコーカサス出身のカザール人(白人)であり、本当の直系の子孫は、残りの10%(150万人)の人だけで、その人たちの多くも日本人が失われた十支族(直系)であると思っていて、日本から現れるメシアを待ち望んでいること。
日本各地の神社などに代々受け継がれてきていた「異端書」扱いされている古文書の多くには、日本の始まりが神武天皇からではなく、宇宙の始まりから続いていることが記されていること。
その「異端書」中でも有名な竹内文書は、神代文字で書かれているほど古い書だが、有史以前の太古の社会はワン・ワールドで、日本の天皇が世界を治めていたことが書かれており、天浮船(あまのうきふね)に乗って諸国を回っていたとまで記されていること。
また、神皇正統記には、超古代地図が含まれていて、そこにはムー・アトランティス・レムリアなどの大陸も描かれており、沈没したと書かれていること。
そして、それら一見荒唐無稽に思える古文書の内容を、世界各地に残るペトログラフ(岩刻文字)が証明していて、海外の考古学者たちも認め始めていること。
戦後、天皇からの面会の申し出を受けたマッカーサーが、「命乞いでもするのだろう」と当初横柄な態度で出迎えもしなかったのが、面会後は打って変わった態度を示し、後に書き記した回想録の原題を「われ、神を見たり」としたこと。
あまり詳しく書くと読む気が失せると思うのでこのぐらいにしておくが、実際、全編興味を引く濃い内容の本なので、こちら系が好きな人にはもってこいだと思う。
もちろん、著者の結論が正しいかどうかは分からない。なぜなら、それはその人(著者)の考えだから。ただ、それまでに書かれていることは、こういうもの好きの人の「資料」としては有用だと思う。本当に「謎」系のワードが満載なので、気になった事柄や書について、ネットで調べたりするきっかけを多く生み出してくれると思う。
「大和民族はユダヤ人だった」の方は、もう少し「学術書」っぽい本である。また、その内容の多くは既にネットにも挙がっているようにも思う。ただ、そこら辺に散らばっている形だと思うので、まとめて一気に読みたい人にはいいかもしれない。
この本では日本と古代ヘブライの風習や言葉の類似性を挙げている。既に皆さんも知っていることだとは思うが、神武天皇の称号「カム・ヤマト・イワレ・ビコ・スメラ・ミコト」が日本語としては意味をなさないが、ヘブライ語としてなら少し修正すれば「サマリヤの皇帝、神のヘブライ民族の高尚な創設者」となることなど。
ただ、この本の欠点は作者が外人であることだ。日本語を本当にはよく分かっていないため、「何じゃ、それ?」というものが混じっていて、少し信ぴょう性に欠ける。
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現代の日本語が出来上がる過程として、初めに大和言葉があり、漢字の流入により和漢混交文となり、英語の翻訳語が追加されるという3段階を経てきていることはよく知られた事実であるが、恵としては、その一番初めとなる大和言葉のみに類似性を見出すべきだと思うのだ。それ以外はルーツとは関係がないので。
例を挙げると、同じような事柄を表す言葉として、「世の中」「世間」「社会」があるが、この中で「世の中」だけと関わりが深いとならなければおかしい。なぜなら「世間」という言葉には中国が入っているし、「社会」はsocietyの翻訳語だから。
だが、この本では、この3段階ですらない後年の造語、たとえば「だべる(無駄話をする)」などまで扱ってしまっているのがネック。
しかし、この本がきっかけとなり、恵は随分前から日ユ同祖である可能性を受け入れていたし、その後、独自に研究するもとにはなっているので、読んでよかったとは思っている。ただ、ネットでもっとクオリティーの高いものがたくさん出ている現代で、この本を読む必要はというと、よく分からない。
ちなみに、恵が思うこととして、学術論文や新聞が読み辛い、理解し辛いのは、第三の言語・翻訳語を多く使用しているからだと思う。日本人にはやはり大和言葉が一番わかりやすいように感じる。「社会」より「世間」、「世間」より「世の中」と、ルーツに近いほど理解しやすいのかなあ、と思う。
まあ、そういうことを考えるきっかけにはなったという感じ。
恵としたら、「ユダヤの救世主が日本から現れる」の方は是非読んでほしいと思う。これに書かれていることをまとめてネットで見つけることは難しいのではないかと思うし、日本から現れる救世主に関連することが満載だから。
今調べた時点では、「ユダヤの救世主が日本から現れる」の方は中古しかなく、送料込みで考えるとアマゾンより楽天により安いもの(384円)があった。ただ、中古は1点ものなので、売れたらなくなるから、両方を調べることをお勧めする。
また、「大和民族はユダヤ人だった」の方は、再刊されているようで新品も売っている。恵が読んだのは古い方だが、送料を考えると新品の方が安いぐらいなので、新品で良いのでは? こちらはアマゾンでどうぞ。楽天ではあまりヒットしなかったので。
で、肝心の「日本から現れるイスラエルのメシアは誰か」についてだが、上記の書籍を基にして考えると、恵は「次期天皇」ということになるのではないかと思う。
日本ほど単一民族での歴史の古い国は他にはなく、また、たった1系統だけ(天皇家)を崇拝し続けている国家も類を見ない。これは古文書などを引き合いに出さなくても、一般的な歴史観で十分証明されている事実である。
そして、その日本人が失われた十支族の末裔であり、日本からイスラエルのメシアが現れるとしたら、あなたは羽生君や陽一さんだと思うのだろうか? 恵はやはり「サマリヤの皇帝、神のヘブライ民族の高尚な創設者」の子孫から出てくるのが「筋」なような気がする。
そして、天皇は代々「神」と呼ばれてきた人たちである。呼ばれていないのは、ここ70年ほどだけで、それまではいつからか分からないぐらい前からずっとそう呼ばれていたのだ。この70年は世界を牛耳るアシュケナジー・ユダヤ人(偽ユダヤ人)の支配によって、「神」の称号を一時剥奪されているだけである。
そして、ラーマ・クリシュナ・仏陀・イエスなど、「救世主」は常に「神」と呼ばれていなかったか。後に現れるとされている弥勒菩薩もカルキもだ。
ちなみに、仏教の梵我一如とヒンドゥー教のブラフマンとアートマンの関係は同じものなので、ここでいう仏陀や弥勒菩薩などの「仏」は「神」と同義と捉えることができると思う。また、イエスの言う「天の父」と「私」の関係もこれと同じだと考える。
そして、、、ばかりだが、世界を支配し続けたいアシュケナジー系ユダヤ人が、日本の天皇から神の称号を剥奪したこと自体が、天皇が救世主たりえる証拠であり、混迷の後、その称号を取り戻し、悪の支配から世界を救う可能性を示しているのだと思われる。
ここで一つ注意して頂きたいことは、「現在中年で、青木何とかという武道家の弟子で」という予言を、元の予言と混同しないでほしいということである。
この予言を理由に「自分がそうだ」とか「彼がそうだ」とか言い出している人がいるが、この予言はホピ族の予言ともダニエル書とも死海文書とも全く関係がなく、ただ、現代のアメリカ人だかどこかの予言者が言い出しただけのことなのである。つまり、今、多くいる予言者の1人が勝手に言っているだけだ。
なのに、どちらかというと、これを基にして救世主探しをする人が多く、それはまあ勝手だが、ただ、こちらだけに権威を与えてしまうということは、元の予言を無視していることになるので注意してほしい。そうなったら、古代の予言は関係なく、そのオッサンの予言だけを信じて探すことになるから。
恵はあまりこのオッサンの予言は信じていないが、たとえば、次期天皇に青木という武道の師匠がいないとも限らないし(天皇家の内情はあまり表には出ない)、その予言者の言う年齢とも合致はしているけどね。
世界最古にして非常に高度な文明を持っていたとされるシュメール文明の紋章と天皇家の紋章の酷似、天孫降臨神話やヤマタノオロチ伝説とほぼ同じ言い伝えがシュメールにもあること、シュメールの三種の神器が天皇家と全く同じ鏡・勾玉(月型の飾り)・剣であること、「シュメール文明」という音が、古代ヘブライ語から来たとされる日本語「スメラ(天皇)文明」と似ていることなどを考えても、どうせ日本からメシアが現れるなら、恵はやはり天皇家からと考えるのが妥当なような気がするが、皆さんはどう思われますか?
ただ、いずれにせよ、メシア出現の時期は、来年以降にずれ込むような気もする。天皇の継承時期も来年だし、何より「世界の大混乱」がまだ起こっていないので。
予言の日時がずれることは十分あり得ることだと思う。だいたいその計算の仕方自体がそれを記した人のものと同じかどうかも分からないから。ただ、恵はできれば「大混乱」は起こらず、「小混乱」ぐらいでメシアに現れてほしいと思う。前回も言ったように恵は引きこもり犬・アンがいるので避難もできないし。
だから、何よ、父ちゃん?
ああ、眠い。。。
ただ、今アメリカと中国・ロシアの摩擦が激化してきているし、世界各地でいつ何が起こっても不思議ではないような状態なので、やっぱり何か起こるのかなあ、と心配である。
また、何か気付いたことがあったり世界に変動があったら追記したいと思う。
皆さんが、それまでに「ユダヤの救世主が日本から現れる」を読んでいてくれると恵としてはありがたい。情報を共有できるため、書きやすくなるから。
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